{"product_id":"160","title":"岩田 久利 作 手吹工芸硝子 赤切子 金赤（ゴールド・ルビー・グラス）ロックグラス 1点 #160","description":"\u003cp data-path-to-node=\"4\"\u003e現代ガラス工芸の巨匠、岩田久利氏（1925–1994）の手によるこの「金赤切子」は、単なる器の枠を超え、光と熱の記憶を閉じ込めた珠玉の芸術品です。父である岩田藤七氏と共に、日本のガラス工芸を「実用の道具」から「純粋な芸術」へと昇華させた久利氏の作品が、今なお世界中の愛好家を惹きつけてやまない理由は、その圧倒的な色彩の深みと、素材の生命力を引き出す造形力にあります。\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-path-to-node=\"5\"\u003e本作の魂とも言えるのが、「金赤（きんあか）」、別名「ゴールド・ルビー・グラス」と呼ばれる至高の着色技法です。これはガラスの原料に本物の「純金」を混入し、1000度を超える灼熱の炉の中で再加熱を繰り返すことで初めて生まれる、奇跡の色彩です。\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-path-to-node=\"5\"\u003e純金の配合比率は作家や工房の「秘伝」であるため一概には言えませんが、一般的には硝子原料に対し、純金（塩化金溶液）の含有率はおよそ \u003cspan data-index-in-node=\"185\" data-math=\"0.01\\%\" class=\"math-inline\"\u003e0.01%\u003c\/span\u003e 〜 \u003cspan data-index-in-node=\"194\" data-math=\"0.03\\%\" class=\"math-inline\"\u003e0.03%\u003c\/span\u003e 程度と言われています。例えば作品が「300g」程度だとすると、そこに含まれる純金の量は計算上わずか「0.03g 〜 0.1g」程度。しかしながら、金赤硝子の作品がこれほどまでに高価となる理由は、単に原料に純金を用いるからだけではありません。そこには、極めて不安定な歩留まり（成功率）という峻厳な壁を越えなければならないという背景があります。\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-path-to-node=\"6\"\u003e同じ金赤硝子の作品でも、安価なものは赤の層が薄く、切子を施した際の白との対比が弱くなりがちです。しかし本作のように、美しい深紅色の層に厚みがあり、カットされた部分とのエッジが鋭く立っているものは、視覚的な重厚感が全く異なります。\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-path-to-node=\"6\"\u003eこの鮮やかな赤を実現するためには、わずかな工程の差が高価な金を無駄にするリスクを常に孕んでおり、その制作過程における極限の緊張感こそが、この作品の価値の土台となっています。特に、一度成形した硝子を適切な温度で再加熱し、金粒子を劇的に発色させる工程は、巨匠の経験をもってしても困難を極めるものです。わずかな温度変化で色は濁り、失敗すれば単なる「極めて高コストな廃材」へと成り下がってしまうからです。\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-path-to-node=\"7\"\u003eそれでもなお、安価な銅を用いた「銅赤」では決して到達できない、宝石のルビーのような深い品格と透明感を追求し、あえて貴金属を投じる。この妥協なき作家の矜持と、過酷な選別を生き残った一点物であるという事実こそが、この作品の希少価値を決定づけています。安価な着色ガラスには到底及ばない、内側から燃え上がるような深く、それでいて透明感のある赤は、岩田氏が一生をかけて追求した「情念の色彩」そのものと言えるでしょう。表面に施された大胆かつ精緻な切子のカットは、この金赤の層を鮮やかに削り取り、下層の透明なガラスとの鮮烈なコントラストを生み出すことで、光を宝石のように乱反射させます。\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-path-to-node=\"8\"\u003eガラスの中にそっと閉じ込められた微細な気泡や、手吹きガラス特有の柔らかな質感は、決して欠損ではありません。それは現代の工業製品には失われた、作家が坩堝（るつぼ）からガラスを巻き取り、一気に魂を吹き込んだ「呼吸」の痕跡です。アンティーク・コレクターの間では、これらは「景色（けしき）」と呼ばれ、作品に唯一無二の奥行きを与える美点として高く評価されます。\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-path-to-node=\"8\"\u003e口径約7.8cm、高さ約6.5cmという絶妙なサイズ感は、琥珀色のウイスキーを注ぐロックグラスとして、この上ない調和を見せてくれます。本品は小鉢として制作されていますが、当店ではウィスキー用ロックグラスとして提案させて頂きます。金赤の切子越しに揺れる液体は、まさに贅の極みであり、一日の終わりに静かに杯を傾ける時間を、至高の儀式へと変えてくれることでしょう。\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-path-to-node=\"9\"\u003e底裏に刻まれた自筆のサイン「久利」と、大切に受け継がれてきた共箱は、この作品が岩田氏の厳しい美意識をクリアした真作であることを雄弁に物語っています。氏の没後30年を迎え、新たな作品が生まれることのない現在、これほどコンディションの良い円熟期の遺作を手にすることは、単なる所有を超えた「文化の継承」という特別な意味を持ちます。Antique Liquor 1926が守り続ける「100年前の狂気と情熱」を体現する、日本ガラス工芸史に燦然と輝く名品です。\u003c\/p\u003e\n\u003cul\u003e\n\u003cli data-start=\"0\" data-end=\"151\"\u003e\u003cspan class=\"relative -mx-px my-[-0.2rem] rounded px-px py-[0.2rem] transition-colors duration-100 ease-in-out\"\u003e制作元：岩田久利工房\u003c\/span\u003e\u003c\/li\u003e\n\u003cli data-start=\"0\" data-end=\"151\"\u003e\u003cspan class=\"relative -mx-px my-[-0.2rem] rounded px-px py-[0.2rem] transition-colors duration-100 ease-in-out\"\u003e作者：岩田 久利\u003c\/span\u003e\u003c\/li\u003e\n\u003cli data-start=\"0\" data-end=\"151\"\u003e\n\u003cspan class=\"relative -mx-px my-[-0.2rem] rounded px-px py-[0.2rem] transition-colors duration-100 ease-in-out\"\u003e作者の代表的な活動歴：［1976年］日展文部大臣賞受賞、[1982年]日本芸術院賞受賞\u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"relative -mx-px my-[-0.2rem] rounded px-px py-[0.2rem] transition-colors duration-100 ease-in-out\"\u003e\u003c\/span\u003e\n\u003c\/li\u003e\n\u003cli data-start=\"0\" data-end=\"151\"\u003e\u003cspan class=\"relative -mx-px my-[-0.2rem] rounded px-px py-[0.2rem] transition-colors duration-100 ease-in-out\"\u003e制作年代：1970年代後半～1990年代前半（推定）\u003c\/span\u003e\u003c\/li\u003e\n\u003cli data-start=\"0\" data-end=\"151\"\u003e\u003cspan class=\"relative -mx-px my-[-0.2rem] rounded px-px py-[0.2rem] transition-colors duration-100 ease-in-out\"\u003e状態：非常に良い（欠けなし、割れなし）\u003c\/span\u003e\u003c\/li\u003e\n\u003cli data-start=\"0\" data-end=\"151\"\u003e\u003cspan class=\"relative -mx-px my-[-0.2rem] rounded px-px py-[0.2rem] transition-colors duration-100 ease-in-out\"\u003e付属品：専用箱、包布 あり　\u003c\/span\u003e\u003c\/li\u003e\n\u003cli data-start=\"0\" data-end=\"151\"\u003e\n\u003cspan class=\"relative -mx-px my-[-0.2rem] rounded px-px py-[0.2rem] transition-colors duration-100 ease-in-out\"\u003e材質：手吹\u003c\/span\u003eき硝子\u003c\/li\u003e\n\u003cli data-start=\"0\" data-end=\"151\"\u003e\n\u003cspan class=\"relative -mx-px my-[-0.2rem] rounded px-px py-[0.2rem] transition-colors duration-100 ease-in-out\"\u003e寸法：\u003cspan\u003e直径約 7.8cm、高さ約 6.5cm\u003c\/span\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"relative -mx-px my-[-0.2rem] rounded px-px py-[0.2rem] transition-colors duration-100 ease-in-out\"\u003e\u003c\/span\u003e\n\u003c\/li\u003e\n\u003cli data-start=\"0\" data-end=\"151\"\u003e注意①：撮影時に作品表面へ微細な埃が付着しており、画像上で気泡や傷のように見える箇所がございます。検品の結果、特筆すべき傷は見当たらず、気泡もごくわずかでございます。どうぞご安心ください。\u003c\/li\u003e\n\u003cli data-start=\"0\" data-end=\"151\"\u003e\u003cspan class=\"relative -mx-px my-[-0.2rem] rounded px-px py-[0.2rem] transition-colors duration-100 ease-in-out\"\u003e注意②：当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。\u003c\/span\u003e\u003c\/li\u003e\n\u003c\/ul\u003e","brand":"岩田久利","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":47466345693371,"sku":null,"price":55000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0652\/0510\/8923\/files\/IMG_4296.jpg?v=1771849402","url":"https:\/\/antiqueliquor1926.com\/products\/160","provider":"Antique Liquor","version":"1.0","type":"link"}