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石井 康治 作 手吹き硝子 特大ビアジョッキ #14

石井 康治 作 手吹き硝子 特大ビアジョッキ #14

通常価格 ¥25,000 JPY
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現代ガラス工芸の巨匠、石井康治氏(1946–1996)の手によるこの特大ビアジョッキは、単なる実用品の枠を超え、卓上に深海の静寂と幻想的な光を呼び込む珠玉の芸術品です。石井氏は、西洋から伝わった硝子工芸に日本独自の情緒を吹き込んだ先駆者であり、特に「内包技法」を用いてガラス内部に色彩やモチーフを閉じ込め、深海の透明感と浮遊感を表現した作品群で世界中のコレクターを魅了し続けています。

本作の最大の魅力は、石井氏の代名詞とも言えるクラゲを思わせる幻想的な意匠にあります。フロスト加工が施されたマットな硝子肌の内部には、金箔や色ガラスの粒がまるで水中に漂う生命体のように閉じ込められており、光を受けるたびに体内で輝く触手のような繊細できらびやかな表情を見せてくれます。白く細いガラスの線が描く曲線は、暗闇の深海に浮かび上がる生命の軌跡のようであり、手吹き硝子特有の柔らかな質感と相まって、唯一無二の奥行きを生み出しています。

石井康治氏は、1985年に三和酒類「いいちこ」のシルエットボトルをデザインし、日本のパッケージデザイン界に革命を起こしたことでも広く知られていますが、その真価は一点物の芸術作品にこそ宿っています。彼の作品は東京国立近代美術館や青森県立美術館など、国内外の主要な美術館に収蔵されており、小品でも8万円前後、中・大型の代表作に至っては100万円以上で取引されることも珍しくありません。1996年に50歳の若さで急逝されたため、新たな作品が生まれることのない現在、本作のような風格ある大型のビアジョッキは極めて希少な存在です。

高さのある堂々としたフォルムと、底部に重みを置いた重厚な作り、そして口縁に施された丁寧な仕上げからは、作家の高度な技術と情熱が伝わってきます。琥珀色のビールを注げば、内包された金彩が液体と共鳴し、日常の晩酌という時間を、至高の芸術を愛でる儀式へと変えてくれるはずです。非常に良いコンディションで受け継がれた専用箱入りのこの逸品は、まさに「Antique Liquor 1926」が追求する、百年前の狂気と情熱を現代のテーブルに再現するにふさわしい名品と言えるでしょう。

  • 制作元:株式会社石井グラススタジオ
  • 作者:石井 康治
  • 作者の代表的な活動歴:[1979年] 「ジャパンニューフェイスⅡ」にて出品作が秩父宮妃殿下のお買い上げ、[1985年] 三和酒類「いいちこ」シルエットボトルをデザインし、ジャパンパッケージデザインコンペティション特別賞を受賞、[1985年] 「西武工芸大賞展」にて特別賞を受賞、[1994年] 箱根・成川美術館にて「光と風のシンフォニー GLASS石井康治」展を開催
  • 主な収蔵先:東京国立近代美術館、青森県立美術館、千葉県立美術館、富山市ガラス美術館、飛騨高山美術館(飛騨高山)、成川美術館(箱根ー芦ノ湖)
  • 制作年代:1980年代~1990年代
  • 状態:非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品:専用箱あり 
  • 材質:手吹き硝子
  • 寸法:高さ約22cm、口径約10.5cm
  • 注意:当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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