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岩田 久利 作 鮮烈なる緋の鼓動 手吹き硝子 大作 赤矢筈(あかやはず)「緋色の焔」アイスボウル #164

岩田 久利 作 鮮烈なる緋の鼓動 手吹き硝子 大作 赤矢筈(あかやはず)「緋色の焔」アイスボウル #164

通常価格 ¥120,000 JPY
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岩田久利氏は1925年に東京に生まれ、現代日本のガラス工芸を単なる装飾品から「純粋芸術」へと引き上げた稀代の巨匠です。その作品はニューヨークのメトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館(MoMA)、パリ装飾美術館、そして世界最大のガラス美術館であるコーニング・ガラス美術館といった名立たる機関に収蔵されており、日本が誇る国際的なアーティストとして不動の地位を築いています。本作「赤矢筈(あかやはず)」は、作品底面に刻まれた「1981年9月」の銘が示す通り、岩田氏が日本芸術院賞(1982年)を受賞する直前の最も脂が乗った時期に制作された記念碑的な大作です。

本作の核心である「矢筈(やはず)」模様は、異なる色彩のガラス層を重ね合わせた状態で、熱せられた液体状のガラスを物理的に引き延ばし、回転させることで生み出される岩田氏の真骨頂とも言える技法です。直径約23センチ、高さ約25センチというこれほど大規模な器において、火焔のような鮮烈な赤と純白のガラス層を歪みなく制御し、矢羽が重なるような精緻なパターンを定着させるには、極めて高度な熱管理と熟練したホットワークの技術を要します。異なる熱膨張係数を持つ不透明な白と透明感のある赤を、摂氏1000度を超える溶解状態で一体化させ、冷却過程での破損を避ける精密な物理学的計算は、まさに「火と物質の対話」の極致と言えます。

視覚的には、情熱的な緋色のエネルギーが器の底から湧き上がるような生命力に満ちており、一方で口縁部と底部の白いラインが作品全体の印象を引き締め、モダンな緊張感を与えています。当店では、この圧倒的な存在感を放つ傑作を、最高級ウィスキーのための「アイスボウル」として提案いたします。氷が器の内側で放つ冷たい輝きが、岩田氏が描いた「火」の文様と共鳴し、琥珀色の液体を彩る最高の舞台装置となります。世界中の美術館がその価値を認める岩田久利氏の美学が、特別な夜の静謐な儀式をかつてない贅沢な時間へと昇華させることでしょう。

  • 制作元:岩田久利工房
  • 作者:岩田 久利(1925–1994) 
  • 作者の代表的な活動歴:[1976年]日展文部大臣賞受賞、[1982年]日本芸術院賞受賞
  • 作品収蔵:東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、北海道立近代美術館、日本芸術院、ニューヨーク・メトロポリタン美術館、ニューヨーク・コーニング美術館、デュッセルドルフ美術館、パリ装飾美術館、など
  • 制作年代:1981年9月
  • 状態:非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品:専用共箱(「紅矢筈」の揮毫あり)
  • 材質:手吹き硝子 寸法:直径約 23cm、高さ約 25cm
  • 注意①:この箇所に見られる黒い汚れのようなものは、焼成中に土に含まれる鉄分が反応して現れた『鉄分(くっつき)』です。人為的な汚れではなく、1200度の炎の中で生まれたこの器だけの『景色』としてお楽しみください。
  • 注意②:当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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