商品情報にスキップ
1 35

北出 星光(北出 勇)色絵金彩草花文 琥珀を照らす金の静寂 ロックグラス #173

北出 星光(北出 勇)色絵金彩草花文 琥珀を照らす金の静寂 ロックグラス #173

通常価格 ¥50,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥50,000 JPY
セール 売り切れ
配送料はチェックアウト時に計算されます。

九谷焼の正統を継承しながら、その表現を現代芸術の域へと昇華させた巨匠、北出星光(きたで せいこう、1928-2011)による色絵金彩草花文の作品をご紹介します。北出星光、本名・北出勇(きたで いさむ)は、1928年に石川県加賀市大聖寺に生まれ、2011年に83歳でその生涯を閉じるまで、一貫して格調高い美を追求し続けた作家です。彼は九谷焼に中近東の意匠を取り入れ革新をもたらした巨匠、北出塔次郎の甥であり、その最大の門下生として修業を積みました。師の持つ情熱的でエキゾチックな感性を受け継ぎつつも、星光はさらに日本的な繊細さと叙情性を加え、独自の静謐な世界観を構築しました。

本作の最大の特徴は、九谷焼の伝統技法である色絵に、極めて精緻な金彩を施した点にあります。描かれているのは写実的でありながら夢想的な気品を纏った草花であり、そこにはスコットランドの国花でありスコッチウイスキーの故郷を象徴する赤アザミと、和の心が込められた蒼いリンドウが共演しています。北の大地の厳しい自然を生き抜くアザミの生命力と、静謐な知性を湛えるリンドウの蒼。この対照的な二つの花が、星光氏の繊細な金彩によって見事なバランスで一つに結ばれている点こそ、本作の情緒的な深みと言えるでしょう。その一葉一葉を縁取る金彩の線は、熟練の筆致と厳密な温度管理を必要とする難度の高い技法によって定着されています。この繊細な金線は器の中に奥行きを与え、光の加減によって草花が呼吸しているかのような空気感を生み出します。

当店では、この格式ある湯呑を、単なる茶器としてではなく、古酒やウイスキーを嗜むための至高 of 酒器として提案いたします。透明なクリスタルガラスとは異なり、北出星光が描いた金彩と淡い色彩の対比は、琥珀色の液体を注いだ際に視覚的な深みを与え、液面を黄金色に輝かせます。手に取った際の心地よい重みと滑らかな質感、そして唇に触れる陶器特有の柔らかさは、熟成されたスピリッツの香りと共に、五感を満たす静かなひとときを約束します。

北出星光の功績は、日展での特選や北華賞の受賞、さらには1998年に国家から授与された勲四等瑞宝章といった輝かしい経歴が物語っています。また、日本工芸会正会員としてその地位を確立し、彼の作品は石川県立美術館や小松市立博物館、金沢市立中村記念美術館などの公立美術館にも収蔵されています。海外市場ではほとんど情報の出回っていない非常に稀少な作品であり、日本最高峰 of 工芸技術が凝縮されたこの一品は、世界中の真のコレクターにとって、日本の美学を生活の中に取り入れる貴重な機会となるでしょう。

  • 作者:北出 星光(本名、北出 勇、きたで いさむ、1928-2011)
  • 作者の代表的な活動歴:[1967年] 第10回日展特選受賞、[1974年] 第6回日展特選受賞、[1993年] 石川県文化功労賞受賞、[1998年] 勲四等瑞宝章受章、[後年] 日展審査員、日展評議員、日本工芸会正会員、京都工芸美術作家協会理事などを歴任
  • 作品収蔵:スペンサー美術館(アメリカ・カンザス大学附属)、ミネアポリス美術館(アメリカ)、バーク・コレクション(アメリカ)、石川県立美術館、京都市京セラ美術館(京都市美術館)、逸翁美術館(大阪府池田市)、金沢市立中村記念美術館、小松市立博物館、など
  • 制作年代:2005年~2011年(最晩年の円熟期、現代の名工受章後)
  • 状態:非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品:専用共箱、包布、栞 あり
  • 材質:磁器
  • 寸法:直径約 7.0 cm、高さ約 9.5 cm
  • 注意:当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

低在庫:残り1個

詳細を表示する