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現川焼 十三代 横石臥牛 涛乱 刷毛(とうらん はけめ) ロックグラス #183

現川焼 十三代 横石臥牛 涛乱 刷毛(とうらん はけめ) ロックグラス #183

通常価格 ¥28,000 JPY
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十三代横石臥牛(本名:横石宏美、1925年〜2016年)は、長崎県指定無形文化財現川焼の保持者であり、江戸時代中期にわずか50年ほどで途絶えた幻の陶器、現川焼を現代に再興させた中興の祖です。現川焼は西の至宝と称されながらも約200年にわたりその技法が失われていましたが、横石家が代々研究を重ね、十三代においてその芸術性を極致へと高めました。氏はその卓越した功績により紫綬褒章や勲四等旭日小綬章を受章しており、作品は九州陶磁文化館や長崎県美術館に収蔵されるほか、国内外の皇族や王室への献上品としても数多く選ばれています。

本作品に施された涛乱刷毛(とうらん はけめ)は、荒れ狂う波や渦巻く潮流を連想させる極めてダイナミックな刷毛目技法です。現川焼の核心であるこの技法は、鉄分を多く含む褐色の陶土を磁器のように薄く焼き上げ、その上に白い化粧土を勢いよく塗り重ねることで完成します。特にこの涛乱刷毛は、一気呵成に引かれた刷毛の跡が重なり合い、器の表面に力強いリズムと視覚的な奥行きを生み出しています。鉄分の多い土と化粧土は焼成時の収縮率が異なるため、薄造りの器においてこれほど大胆な文様を剥がれなく定着させるには、作家が長年の修練で辿り着いた高度な火の制御と手業が必要です。

当店ではこの歴史的な筒杯を、オールドウイスキーや希少なスピリッツを愉しむための特別な酒器として提案いたします。鉄色を帯びた素地の深い色合いと、純白の刷毛が描く激しい波紋の対比は、琥珀色の液体を注ぐことで視覚的な深みを増し、静謐な時間の中に力強いエネルギーを共存させます。薄造りの口当たりは酒の繊細な風味をダイレクトに伝え、器の中に描かれた涛乱の意匠が液体を通して揺らめく様子は、日本の伝統的な美学を掌で味わう贅沢な体験となります。2016年に没した名工の手による、現川焼の再興と進化を象徴する全盛期の逸品です。

  • 作者:十三代 横石臥牛(よこいし がぎゅう、1925~2016)
  • 作者の代表的な活動歴:1975年 長崎県指定無形文化財保持者に認定、1982年 日本陶磁協会賞受賞、1987年 紫綬褒章受章、1995年 勲四等旭日小綬章受章。
  • 作品収蔵実績:九州陶磁文化館、長崎県美術館、他。
  • 制作年代:1990年代~2000年代(作家全盛期の円熟期)
  • 状態:非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品:なし
  • 材質:陶器(現川焼・刷毛目)
  • 寸法:高さ 約 7 cm、口径 約 5 cm
  • 注意:当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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