萩陶芸家協会正会員・再焼成が生む超堅牢なる鬼萩の奇才 黒田 岳 作 緋襷(窯変)酒器 萩焼 洋酒用 ロックグラス #188
萩陶芸家協会正会員・再焼成が生む超堅牢なる鬼萩の奇才 黒田 岳 作 緋襷(窯変)酒器 萩焼 洋酒用 ロックグラス #188
1946年に長野県に生まれ、400年の伝統を誇る陶都・山口県萩市の地で独自の芸術性を開花させた黒田岳は、権威ある「萩陶芸家協会正会員」として認められている実力派の萩焼作家です。現在は萩市の山田に「南地工房(なんちこうぼう)」を構え、「土と火と、そして私自身の間を右往左往している日々の中で焼けたものです。億万年の眠りを喰っていた土は熱い目に合い迷惑顔かも知れません……」という、土と炎に対する深い畏敬と哲学を胸に作陶を続けています。伝統の枠組みを軽々と超える氏の圧倒的な個展活動や作品は、全国の器コレクターや目の肥えたバイヤーから異彩を放つ存在として極めて高く評価されています。
本作品の最大の特徴であり、黒田岳の代名詞となっているのが、独自の技法で緻密にコントロールされた「鬼萩(おにはぎ)」の圧倒的な質感です。鬼萩とは、見島土などの萩の伝統的な土に粗い砂を大胆に混ぜ込み、藁灰釉(わらはいゆう)をかけて焼成する、非常に荒々しくダイナミックな風合いを持つ伝統技法です。特筆すべきは、一度普通に焼き上げた器の上から、さらに高温で焼成を重ねる(再焼成)という黒田氏独自の飽くなきこだわりです。これにより、窯内での激しい炎の化学反応(窯変)が引き起こされ、優しく柔らかなクリーム色やピンク、時には神秘的なブルーなど、多様な色彩がまるで絵画のように美しく器の表面に現出します。さらに、本来の萩焼が持つ「焼きが甘く、強度がやや弱い」という歴史的な弱点を、この徹底的な焼き締めによって完全に克服。食器として、そして現代の酒器として耐えうる十分な強度と、宝石のように美しい化粧土のヒビ(貫入)の層を同時に両立させることに成功しています。
当店では、この確かな権威と超堅牢な強度を持つ器を、大ぶりの氷を豪快に浮かべてジャパニーズウイスキーやスコッチ、バーボンを嗜むための至高のロックグラスとして提案いたします。一切の釉薬を施さない無骨な焼き締めとも異なり、しっかりと焼き締められた鬼萩の微細な貫入の肌合いは、手にした瞬間に驚くほどしっくりと手掌に馴染む温かみと、エグゼクティブにふさわしい心地よい重量感をもたらします。ウイスキーの気品ある琥珀色が、窯変によって生まれた複雑な色彩のグラデーションや、所々に覗く力強いコゲの景色と美しく共鳴し、グラスの中に圧倒的な三次元の深みを与えます。さらに、使い込むほどにお酒が器のひび割れ(貫入)へとじっくり染み込み、器の風合いが徐々に深く味わい深いものへと育っていく「萩の七変化(七化け)」の感動を、強度の心配をすることなく一生モノとして生涯愉しむことができる、まさに現代のライフスタイルに調和する洗練された唯一無二の至高の酒器です。
- 作者: 黒田 岳(くろだ がく、1946- )
- 作者の代表的な活動歴: 1946年長野県生まれ。山口県萩市に「南地工房」を構える。伝統的な萩焼の調合を進化させ、一度焼いた上からさらに焼成を重ねることで通常の萩焼を遥かに凌駕する強度と力強い表情を引き出す「鬼萩」の手法を確立。その高い技術と独自の芸術性が公に認められ、格式高い「萩陶芸家協会正会員」に認定される。全国の百貨店やギャラリー、展示会を中心に精力的な個展活動を展開し、現代萩焼界において確固たる地位を確立している。
- 制作年代: 1990年代〜2000年代(萩陶芸家協会正会員としての円熟期) ※本作は、氏が長年追究してきた「一度焼いた上からさらに焼き重ねる」という独自の鬼萩技法が完成され、ピンクやブルーが複雑に交錯する極上の窯変美と、現代のテーブルコーディネートを力強く引き締める端正な造形美が最も高い次元で融合した、芸術性の黄金期を象徴するマスターピースです。
- 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
- 付属品: 共箱、包布
- 材質: 陶器(萩焼・鬼萩・窯変釉彩)
- 寸法: 口径 約 7 cm、高さ 約 7 cm (目安)
- 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。
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