商品情報にスキップ
1 28

黒田 岳 作 緋襷 酒器 備前焼 洋酒用 ロックグラス #188

黒田 岳 作 緋襷 酒器 備前焼 洋酒用 ロックグラス #188

通常価格 ¥35,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥35,000 JPY
セール 売り切れ
配送料はチェックアウト時に計算されます。

黒田岳(1953年-)は、日本最古の陶磁器産地の一つである岡山県備前市伊部に生まれ、名門である陶光窯の四代目として伝統を継承する実力派作家です。氏は、備前焼の歴史において塩備前や青備前の第一人者として知られる三代 藤原楽山に師事し、五年にわたる厳しい修業を通じて土の性質を極限まで引き出す造形技術と焼成技術を習得しました。1983年の独立以降、日本伝統工芸展での多数の入選や一水会陶芸部展での一水会賞受賞などを重ね、日本陶芸界における技術的権威である日本工芸会正会員に認定されています。氏の作品は、岡山県立美術館や備前陶芸美術館といった公立美術館に収蔵されており、その芸術的価値は公的に裏付けられています。

本作品に用いられている緋襷(ひだすき)は、釉薬を一切使用せず、成形した器に稲藁を巻き付けて焼成する備前焼固有の伝統技法です。1200度を超える高温の窯内で、藁の成分と土に含まれる鉄分が化学反応を起こすことにより、藁が巻かれていた部分が鮮やかな緋色へと変化し、火の痕跡をそのまま写し取ったような文様が生まれます。**特筆すべきは、本作に見られる濁りのない透明感のある緋色と、温かみのある白っぽい地肌との鮮やかなコントラストです。炎の勢いをそのまま宿したかのような、力強くも繊細な緋色のラインが、静謐な土の上に、まるで絵画のように縦横に走り、器全体に豊かな色彩のドラマを与えています。**この発色は土の選定や藁の質、そして窯内の酸素濃度の精密な制御に左右されるため、計算された美しさと自然の偶然が一致した瞬間にのみ、この濁りのない透明感のある緋色が実現します。一切の装飾を削ぎ落とした端正なフォルムは、師匠である藤原楽山から受け継いだ品格と、現代的な造形美を融合させた黒田氏独自の作風を象徴しています。

当店では、本来は湯呑みとして作られたこの器を、ジャパニーズウィスキーやスコッチウィスキーを嗜むためのロックグラス、あるいはショットグラスとして提案いたします。備前焼の焼き締め陶器は、その微細な気孔により内部の液体に影響を与え、アルコールの角を和らげ香りをまろやかに整えるという特性を持つと言われています。日本工芸会正会員の確かな技術が生み出したこの器は、手にした際の土の温かみと適度な重量感が特徴であり、氷を浮かべた際の緋色との視覚的な対比や、ストレートで味わう際のアロマの広がりを贅沢に演出します。**ウィスキーの琥珀色が、緋襷の赤と相まって、より一層深く、美しく映えることでしょう。**一切の釉薬に頼らない土そのものの美しさは、現代のライフスタイルにおける洗練された酒器として、唯一無二の存在感を放ちます。

  • 作者: 黒田 岳(くろだ がく、1953- )
  • 作者の代表的な活動歴: 備前焼の名門、陶光窯の四代目。備前焼の重鎮である三代 藤原楽山に師事し、5年間の修行を経て独立。[1991年] 一水会陶芸部展にて一水会賞受賞。日本伝統工芸展への入選を重ね、日本工芸会正会員に認定。岡山県美術展にて山陽新聞社賞を受賞し、招待作家となる。備前伝統の「焼き締め」と「緋襷」の技法を現代的な造形美へと昇華させ、現代備前を代表する作家の一人として地位を確立した。
  • 作品収蔵: 岡山県立美術館、備前陶芸美術館(岡山県立備前陶芸美術館)、など
  • 制作年代: 1990年代〜2000年代(日本工芸会正会員としての円熟期) ※本作の「緋襷(ひだすき)」は、師である藤原楽山から継承した気品ある端正なフォルムに、稲藁が織りなす鮮烈な緋色の色彩が完璧に調和した、氏の技法が最も洗練され、芸術性が高く評価された時期を象徴する意匠です。
  • 状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品: 共箱
  • 材質: 陶器(備前焼・緋襷)
  • 寸法: 口径 約 7 cm、高さ 約 7 cm (目安)
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

低在庫:残り1個

詳細を表示する