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山本 芳岳 最上位作 九谷焼 赤絵細描 金彩赤絵 昇龍文 ぐい呑み 酒器 皇室献上作家 #192
山本 芳岳 最上位作 九谷焼 赤絵細描 金彩赤絵 昇龍文 ぐい呑み 酒器 皇室献上作家 #192
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石川県加賀市を拠点に活動する現代九谷焼の名工、山本芳岳(やまもと ほうがく、1960-)氏による、芸術の極致とも言える赤絵細描のぐい呑みです。山本氏は1985年に当時の皇太子殿下(現・上皇陛下)へ赤絵細描の茶碗を謹作・献上した実績を持つ、赤絵細描技法の現代最高峰の継承者です。
本作が「最上位作」と称される最大の理由は、人間の視力を超えた「ミクロの描き込み」にあります。主たる技法である赤絵細描は、ベンガラを用いた0.1ミリにも満たない極細線を等間隔で描き込む超絶技巧です。特に本作の意匠である「昇龍」は、鳳凰や虎と並んで山本氏が最も得意とし、かつ最も高い技術を要する主題です。龍の鱗一枚一枚の内部から、背景を埋め尽くす微細な小紋に至るまで、器の表面すべてが情報の塊となっており、余白を一切許さない「赤絵細描」の真髄が凝縮されています。
外側に描かれた赤絵の昇龍は天を突く力強さを放ち、内側に施された華麗な金彩の龍と相まって、器全体が圧倒的な気品を纏っています。赤絵細描は一日のうちで集中力が続く限られた時間しか執筆できず、この密度を維持して一点を完成させるには膨大な歳月を要するため、市場への流通は極めて限定的です。熟成された古酒やウイスキーの琥珀色を鮮やかに引き立てる至高の酒器として、現代九谷焼における赤絵の最高到達点をご堪能いただけます。
- 作者: 山本 芳岳(やまもと ほうがく、1960- )
- 作者の代表的な活動歴: 明治期に絶頂期を迎えた後、継承者が激減した「赤絵細描」の技法を現代最高峰のレベルで継承。 [1985年] 皇太子殿下(現・上皇陛下)へ「赤絵細描菊桐鳳凰文煎茶碗」を謹作・献上、[1992年] 第54回一水会陶芸展 佳作賞受賞、[1996年] 通商産業大臣(現・経済産業大臣)認定 九谷焼伝統工芸士に認定。その精緻極まる技法は、現代九谷における赤絵の最高到達点と称される。
- 作品収蔵: 石川県立美術館、石川県九谷焼美術館、九谷焼窯跡展示館、他
- 制作年代: 2000年代〜2010年代(伝統工芸士認定後の成熟期) ※本作の「昇龍文」は、0.1mm以下の極細線で描かれた緻密な「赤絵細描」と、華麗な金彩が完璧な調和を見せる、芳岳氏の卓越した技術と芸術性が頂点に達した成熟期の代表的な作風です。
- 状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
- 付属品: 共箱、包布、栞
- 材質: 陶器(九谷焼・赤絵細描・金彩)
- 寸法: 口径 約 6.4 cm、高さ 約 3.4 cm
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