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岩田 久利 作 硝子条文小壺 アイスボウル 日本芸術院賞作家 #196
岩田 久利 作 硝子条文小壺 アイスボウル 日本芸術院賞作家 #196
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岩田久利(1925年-1994年)は、日本の近代ガラス工芸を芸術の域へと高めた先駆者であり、1982年に日本芸術院賞を受賞した、昭和期を代表する最高峰の硝子工芸家です。父である岩田藤七が創設した岩田工芸硝子の伝統を基盤としながら、洗練された造形美を追求した氏の作品は、ニューヨーク・メトロポリタン美術館やコーニング・ガラス美術館に収蔵されるなど、国際的にも極めて高い評価を得ています。
本作は、不透明な乳白硝子と無色透明な硝子が交互に重なり合う、条文(じょうぶん)と称される縞模様の意匠が特徴的な作品です。この精緻な螺旋状の文様は、熱せられた硝子の塊を吹きながら瞬時にねじり、形を整える高度な吹硝子技法によって生み出されています。一切の色を排し、白と透明の二色のみで構成されたミニマルなデザインは、岩田久利氏の卓越した技術と、硝子という素材が持つ本質的な美しさを際立たせています。
幅約9センチ、高さ約9センチという掌に収まるサイズ感と、安定感のある独特なフォルムは、現代においては古酒やウィスキーを愉しむための個人用アイスボウルとしての実用性を十分に備えています。硝子特有のしっかりとした重量感と、手に取った際の収まりの良さは、実用的な器としての優れた操作性を提供します。不透明な白のラインと透明なラインの対比は、光を複雑に透過・屈折させ、非常に美しい陰影を生み出します。氷を入れた際には、氷の質感や冷たさが視覚的に強調され、日本の伝統美と現代的なライフスタイルが融合した贅沢な時間を演出します。
- 制作元:岩田久利工房
- 作者:岩田 久利(Iwata Hisatoshi)
- 作者の代表的な活動歴:[1976年]日展文部大臣賞受賞、[1982年]日本芸術院賞受賞
- 作品収蔵:東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、北海道立近代美術館、日本芸術院、ニューヨーク・メトロポリタン美術館、ニューヨーク・コーニング美術館、デュッセルドルフ美術館、パリ装飾美術館、など
- 制作年代:1980年代(推定)
- 状態:非常に良い(欠けなし、割れなし)
- 付属品:専用箱あり
- 材質:手吹き硝子
- 寸法:直径 約 8.2-9.1 cm 高さ 約 8.7 cm (目安)
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