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吉備焼 現代の名工 二代 水川 陶影 作 塩焼 水滴 ウォータードロッパー ウィスキードロッパー #200

吉備焼 現代の名工 二代 水川 陶影 作 塩焼 水滴 ウォータードロッパー ウィスキードロッパー #200

通常価格 ¥30,000 JPY
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岡山県岡山市津島の地に伝わる吉備焼(きびやき)の正統なる継承者、二代目 水川陶影(みずかわ とうえい、本名:水川 勝治、1914年-2001年)による珠玉の水滴です。大正3年に吉備焼創始者である初代・陶影(豊太郎)の次男として生まれた彼は、昭和12年に京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)陶磁器科を卒業。父が築いた備前焼の流れを汲む吉備焼を、京都で学んだ近代的な感性と確かな技術で芸術の域へと昇華させました。

本作の製作年代を特定する決定的な証拠が、付属の栞(陶暦)に刻まれています。経歴が「昭和56年 日本工芸会中国展審査員」で結ばれ、作陶歴が「四十五年」と記されていることから、本作は二代目が作家として最も脂が乗り、権威を確立した1981年(昭和56年)から1985年頃に世に送り出された、まさに円熟期の傑作であることを証明しています。昭和12年の卒業から歩み始めた作陶の道が、45年の歳月を経て一つの頂点に達した時期の作品です。

吉備焼の真骨頂は、鉄分を豊富に含み、粘りが強く扱いが極めて難しい地元の「津島土」を主原料とし、これに独自の「塩焼(えんしょうやき)」技法を施す点にあります。この技法は、摂氏1250度から1300度に達する最高発火時に窯中へ塩を投入するもので、気化した塩の成分が土中の鉄分と激しく化学反応を起こします。この「焔の洗礼」とも呼ぶべき過酷なプロセスを経て、表面には特有の「縮れ」と「光沢」が生まれます。深い黒や重厚な赤褐色の色彩の中に、真珠のようなしっとりとした輝き、すなわち釉化(ゆうか)が現れるこの技能は、理想の発色を得るための精密な温度管理が不可欠であり、職人技の極致とされています。

意匠面においては、土の抵抗をそのまま形に写し取ったような、野生味あふれる鋭い箆(へら)使いが最大の特徴です。添付画像の商品意匠を確認すると、力強い箆跡が明確に残されており、掌に収めた際に伝わる質実剛健な質感が実に見事に表現されています。水滴の底部付近には、陶影の署名である「影」の刻印が施されており、確かな真作であることを示しています。1986年に国から「現代の名工」、1987年に「勲六等単光旭日章」を贈られた二代・陶影の評価は極めて高く、本作はその栄誉を授かる直前の、技術的に最も完成された時期の小品です。

本作は、蓋に「吉備焼 水滴 水川陶影作」の署名と落款が記された専用の共箱が付属しています。この稀少な水滴を、現代における古酒や熟成ウィスキーを楽しむためのウォータードロッパーとして提案いたします。かつて文人が墨を摺るために用いた日本の伝統的な文房具を、ウィスキーライフへと取り入れることは、単なる道具の利用を超え、日本の手仕事が持つ温もりと歴史を所有する悦びへと繋がります。一滴の水で香りを花開かせる瞬間を、この歴史的な名品がより贅沢で深い時間へと演出してくれるはずです。

  • 作者: 二代 水川 陶影(みずかわ とうえい、本名:水川 勝治、1914-2001)
  • 作者の代表的な活動歴: [1914年] 岡山県に生まれる。[1937年] 京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)陶磁器科を卒業。父である初代・陶影に師事し、吉備焼の発展に尽力。[1981年] 日本工芸会中国展審査員を務めるなど、地域陶芸界の重鎮として活動。[1986年] 現代の名工(労働大臣表彰・卓越技能章)を受章。[1987年] 勲六等単光旭日章を受章。[1991年] 岡山県文化賞受章。日本工芸会正会員。
  • 作品収蔵: 岡山県立美術館、岡山市立美術館、笠岡市立竹喬美術館など
  • 製作年代: 1981 年 - 1985 年 頃
  • 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品: 専用共箱、栞あり
  • 材質: 陶器(塩焼・津島土)
  • 寸法: 高さ 約 4cm、幅 約 4.1cm、奥行き 約 4.5cm(掌に収まるサイズ)
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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