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伝統工芸展受賞作家 武田 敏男 作 彩釉 ガマの穂 徳田八十吉師事 ロックグラス 1点 #223

伝統工芸展受賞作家 武田 敏男 作 彩釉 ガマの穂 徳田八十吉師事 ロックグラス 1点 #223

通常価格 ¥45,000 JPY
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1932年(昭和7年)石川県小松市に生まれ、日本の最高峰の陶芸展である日本伝統工芸展などでの受賞・入選を重ね、公的な美術館や自治体による作品収蔵実績を持つ正統派の陶芸家、武田敏男(たけだ としお、1932-)氏による珠玉の磁器作品をご紹介します。本品は本来は湯呑として作られた気品ある器ですが、当店ではその優れた造形と色彩を活かし、気品ある琥珀色の古酒や、歳月を重ねたプレミアムなジャパニーズウイスキーを氷とともにゆっくりと愉しむための至高のロックグラス(酒器)として世界へ提案いたします。

武田敏男氏の作陶生涯において最も高く評価されている技法は、1950年(昭和25年)から師事した九谷焼の名門・徳田八十吉の系譜に直結する彩釉(さいゆ)の技術です。これは九谷伝統の上絵の具が持つガラス質の透明感と発色を極限まで引き出し、器の表面で異なる色彩を美しく融け合わせる超絶技巧です。絵線による具体的な文様を描くのではなく、色釉の重なりと窯内での熱の対流のみで息をのむようなグラデーション(色彩の階調)を生み出すこの技法は、卓越した釉薬의 調合技術と厳密な温度管理を必要とするため、九谷焼のなかでも最も格式高い表現の一つとされています。

この武田敏男氏が誇る彩釉の真髄を背景に、日本ならではの風情溢れる情緒的な意匠が完璧な調和をもって表現されています。本作の主たるモチーフとなっているのは、夏になると日本全土の沼や池の水深の浅い場所、湿地、あるいは休耕田などに自生する植物であるガマの穂であり、本作はまさにその瑞々しい夏の情緒的風景を想起させる意匠となっています。器の外周を彩る鮮烈なコバルトブルーを基調とした背景は、黄色からグリーン、解け合うパープルへと境界線を感じさせないほど滑らかに変化しており、まるで夏を湛える豊かな水辺の情景や光輝く空気感をそのまま写し取ったかのような宝石のような陰影を放ちます。さらに特筆すべきは、このガマの穂が器の全面と後面にそれぞれ異なる構図の絵として描き分けられている点です。静かに佇むガマの穂の独特なブラウンの質感や、しなやかに伸びる葉の広がりが、表裏で異なる表情を見せることで、器を回すたびに新しい視覚的リズムと奥行きを生み出し、日本の夏の叙情を多角的に演出しています。

企業による量産品や、機械による均一な製品とは全く異なり、人間国宝へと繋がる徳田八十吉の正統なる血統を受け継いだ武田敏男氏が、自らロクロを回し、一点ずつ釉薬を施した個人作家の本物のマスターピースです。海外の市場では詳細な情報がほとんど流通していない極めて珍しい日本の本物の工芸作品であり、その確かな受賞・収蔵実績に裏付けされた美術的価値は、今後も色褪せることはありません。時の堆積が生み出した最高峰の酒を、夏の情緒的風景を宿したコバルトブルーの美しき彩釉の世界とともに味わうという、これ以上ない知的な体験をお約束する至高の一客です。

  • 作者: 武田 敏男(たけだ としお、1932-)
  • 作者の代表的な活動歴: [1950年より] 徳田八十吉に師事、[1955年] 独立、日本伝統工芸展入選、石川県現代美術展や一水会展など国内主要展覧会での受賞・入選を重ねる。日本工芸会正会員。
  • 作品収蔵: 石川県立美術館、小松市立博物館、他。
  • 制作年代: 1980年代~1990年代(推定)
  • 状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品: 共箱、栞
  • 材質: 磁器(彩釉)
  • 寸法: 高さ 約 10.0 cm、口径 約 7.9 cm
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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