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日展特選・北華賞受賞作家 日展评议员 北出 星光 作 色絵金彩果蝶文酒盃 現代九谷焼最高峰彩泥色絵工芸 一点物 #234

日展特選・北華賞受賞作家 日展评议员 北出 星光 作 色絵金彩果蝶文酒盃 現代九谷焼最高峰彩泥色絵工芸 一点物 #234

通常価格 ¥35,000 JPY
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近代から現代にいたる九谷焼の歴史を大きく塗り替えた先駆的陶芸家・北出塔次郎の三男であり、その最も忠実な弟子として正統な系谱を受け継いだ巨匠、北出星光(本名・北出勇、1928年-2011年)による極めて格調高い酒盃作品です。北出星光は、昭和3年(1928年)に石川県加賀市大聖寺に生まれ、平成23年(2011年)に83岁でその生涯を闭じるまで、日展を中心とした戦後の现代陶芸界で独自の静谧な艺术世界を確立しました。近代陶芸の近代化を推し進めた人间国宝の富本宪吉から父・塔次郎へと伝わった「模様から模様を作らない」という厳格なモダニズム思想、すなわち古典の安易な模倣を排して自然の写生から新たなモダンデザインを生み出すという创作精神を若き日から彻底的に叩き込まれており、その作品は富本直系の高贵な艺术性と高度な技术を证明する现代九谷焼の至宝として美术界で特別な権威を有しています。

北出星光が最も高く評価されている技法は、父から受け継ぎ自らの代でさらに洗练させた彩泥技法と、繊细な多重上絵付け、そして金彩や银彩、プラチナ彩の高度な调和にあります。意匠においては、生涯を通じて鸟や植物、そしてペルシャや中央アジアなどの古典文様から着想を得たモダンでエキゾチックな抽象几何学文様を展開する手法を得意としました。磁器の平滑な表面を単なる絵画のキャンバスとして扱うのではなく、色泥や上絵具が持つ独特の厚みや絵画的な質感を一枚の器の中に完璧に融和させることで、従来の九谷焼にはない、静かで深い诗的な空间を表现することに成功しています。

本作の「色絵金彩果蝶文酒盃」は、これら星光の卓越した技法と意匠が极めて明确かつ高密度に表现された名品です。器の外周には等间隔に配置された4つの円窓が設けられ、その中に写生に基づきながらもモダンに抽象化されたグラデーションの美しい「蝶」と、豊かに実った「果実」のモチーフが交互に鲜烈に描かれています。円窓の周囲を埋め尽くすのは、星光の真骨頂であるペルシャ调の细密な抽象几何学文様であり、格子の交点に配された赤や緑の上絵具の厚みと、それを縁取る雅な金彩のラインが見事な三次元的テクスチャーを形成しています。さらに、盃の見込み(内侧)中央の底面にも円窓が配され、実のなる植物の図案の周囲を赤地に金彩の精緻な点文(赤地金襴手)で彩り、口縁部には赤と金の二重線を回すなど、内裏にいたるまで一切の妥協のない高難度の装飾が施されています。この彩泥と多重上絵、金彩を組み合わせる技法は、素地と彩泥の収縮率の違いによる剥離や亀裂のリスクが极めて高く、最適な温度帯を見極めて何度も本窑と上絵窑を往复させる多重多段階焼成を要するため、卓越した名工の技术でのみ到达できる超高難度の結晶です。高台裏には、自らの手による真作の証である「星光」の絵銘が緑色の絵の具で誇り高く書き込まれています。

北出星光は量産を目的とした商业的な工芸品とは一線を画し、日展や個展での発表のために一点一魂で制作するスタイルを生涯貫いたため、現存する作品総数は非常に限られています。特に大作や代表作の多くは石川県立美術館や金沢美術工芸大学美術工芸研究所などの公立美術館・研究機関に収蔵されており、民間市場に流通する本物の小品は極めて少なく、圧倒的な希少価値を有しています。海外ではほとんど情報のない大変珍しい日本の傑作であり、当店ではこの美術史的権威と超絶技巧が息づく酒盃を、現代の洗練されたライフスタイルに合わせ、日本の伝統美を手のひらで愉しむジャパニーズコウゲイの至高の酒器としてご提案いたします。高さ3.0cm、口径6.3cm、底径2.7cmという手の中に心地よく収まる小ぶりなサイズ感は、長い年月をかけて深いコクと芳醇な香りを纏った古酒や熟成酒を嗜む際に最適です。器全面に施された鮮烈な色絵と高貴な金彩の佇まいは、注がれた古酒の美しい琥珀色と見事に共鳴し、日常の晩酌を最高峰の立体アートを鑑賞する贅沢な時間へと昇華させる至高のモダンピースです。

 

*包み紙の記載も下記に転記します。

[翻刻]野辺(のべ)の繁るも代(よ)を終(お)わらんむ あるはの葉ただ西風(にしかぜ)、杜(もり)の風に はられし露も、もとの葉に散り 露をだに置かず、散りぬるばかりを のこらねばとなりぬ世なり

(現代語訳)野辺が青々と繁っていても、いつかはその一生を終えるであろう。 (今)ある葉も、ただ秋風(西風)や森を吹く風にさらわれ、 葉の上に宿っていた露も、その根元の葉へと散り落ちていく。 一滴の露さえ残さず、すべてが散り果ててしまうように、 何も残らないのが、この世の定め(無常)なのである。

  • 作者: 北出 星光(本名:北出 勇、1928年-2011年)
  • 作者の代表的な活動歴: [1952年] 第8回日展にて初入選、[1962年] 第5回新日展にて特選・北華賞を受賞、[1975年] 日展会員に就任、[1992年] 日展評議員に就任、石川県指定無形文化財九谷焼技術保存会会員
  • 作品収蔵実績: 石川県立美術館、金沢美術工芸大学美術工芸研究所、など主要公的機関
  • 製作年代: 1980年代(日展会員としての全盛期・50代の円熟期)
  • 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 材質: 磁器(彩泥・色絵・金彩)
  • 付属品:なし(包み紙含む)
  • 寸法: 高さ 約 3.0 cm、口径 約 6.3 cm、底径 約 2.7 cm
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品(古美術品)として掲載しています。商品には経年による微細な変化がある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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