日本伝統工芸展受賞作家 松浦 慎弥 作 色絵割取小紋鳥文 馬上杯 馬上盃 ジャパニーズコウゲイ テイスティンググラス #243
日本伝統工芸展受賞作家 松浦 慎弥 作 色絵割取小紋鳥文 馬上杯 馬上盃 ジャパニーズコウゲイ テイスティンググラス #243
1960年に石川県金沢市に生まれ、金沢美術工芸大学美術学科油画専攻卒業、石川県立九谷焼技術研修所卒業という確かな経歴を持ち、1986年には文化勲章受章者であり日本芸術院会員の九谷焼の巨匠・浅蔵五十吉氏に師事した松浦慎弥氏による馬上杯をご紹介します。氏は2001年に日本工芸会正会員に認定され、2007年の第五十四回日本伝統工芸展にて最高峰の新人賞(受賞作:釉裏金彩鉢)を受賞するなど、伝統的な九谷焼の技術と純粋美術の確かな素養を融合させた現代の実力派作家です。当店では、この確かな格付けを持つ美しい工芸作品を、歳月を重ねた古酒やプレミアムなウイスキーをストレートでゆっくりと味わうための特別なテイスティンググラス(酒器)として世界へ提案いたします。
本作の意匠を専門的に分析すると、格調高い古典的造形である馬上杯(高足の酒器)の全面に、鳥の図案を組み込んだ色絵割取小紋(いろえわりとりこもん)が施された極めて手の込んだ一客であることが確認できます。割取とは器の表面をいくつかの区画に区切る伝統的な構図法であり、その区画のなかに微細な幾何学的文様を連続して描き出す細密な小紋技法と、生命感あふれる鳥文(ちょうもん)が見事なバランスで表現されています。大学時代に油画を専攻した松浦氏ならではの、絵画的な空間把握と九谷の伝統的な色絵技術が美しく融合しており、高足の引き締まった直線のラインと、器部分の丸みが美しい対比を見せています。一切の妥協なく描き込まれた細密な模様と鳥の意匠は、職人の極めて高い集中力と手技の正確さを雄弁に物語っています。
琥珀色の古酒やウイスキーをこの馬上杯に注いだ瞬間、器の内外に施された九谷の色絵と美酒の色合いが互いを引き立て合い、掌に伝わる磁器の滑らかな質感とともに、視覚と触覚の双方を満たす至高のテイスティング体験をもたらします。本作には、作家自身の直筆署名と落款が施された共箱、公式な落款入りの包布、そして2007年の日本伝統工芸展新人賞受賞までの輝かしい足跡を克明に記録した当時の栞(陶歴)が完全に揃っており、その真作性と美術的価値を担保する決定的な物証となっています。海外では手に入らない日本の最高峰の伝統工芸 of の結晶を、美酒を愛でる日常の特等席で存分にご堪能ください。
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作者: 松浦 慎弥(まつうら しんや、1960〜現在)
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作者の代表的な活動歴: 日本工芸会正会員。文化勲章受章者である九谷焼の巨匠・浅蔵五十吉氏に師事。金沢美術工芸大学美術学科油画専攻卒業、石川県立九谷焼技術研修所卒業。伝統九谷焼工芸展優秀賞・技術賞、石川の伝統工芸展北國新聞社賞などを受賞し、2007年の第五十四回日本伝統工芸展にて最高峰の新人賞を受賞。現代の九谷焼界を代表する実力派作家として高く評価されている。
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制作時期: 2007年-2010年頃(推定)
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状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
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付属品: 共箱(作家直筆署名・落款入り)、落款つき包布、栞
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材質: 磁器(九谷焼・色絵)
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寸法: 口径 約 5.4 cm、高さ 約 8.7 cm
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