内閣総理大臣賞受賞作家 三代目 泰山 泰山窯 武腰 敏昭 作 九谷焼 ざくろ図 柘榴図 ぐい呑 ショットグラス #267
内閣総理大臣賞受賞作家 三代目 泰山 泰山窯 武腰 敏昭 作 九谷焼 ざくろ図 柘榴図 ぐい呑 ショットグラス #267
本作は、日本の芸術界における最高峰の名誉である日本芸術院会員を務めた名工、三代武腰敏昭による九谷焼のざくろの図ぐい呑です。手の中に心地よく収まる洗練された円筒形をしており、当店ではこれを日本の優れた伝統工芸を現代のライフスタイルで楽しむためのプレミアムなショットグラスとして提案いたします。歳月を経て豊かな琥珀色を帯び、奥深い芳醇な香りと濃密な味わいを持つ古酒を味わうための酒器としてこれ以上のものはありません。美術品としての圧倒的な格調高さを備えたこの器で古酒を嗜む時間は、海外のコレクターや目の肥えたゲストをもてなす最高に贅沢な体験となるでしょう。
作者である武腰敏昭は、石川県能美市の名門である泰山窯の3代目に生まれ、現代九谷焼の歴史に偉大な足跡を残した巨匠です。その経歴は華々しく、日展や日本現代工芸展での初入選を皮切りに、日展評議員を歴任。作品「春来るらし」での日工会展内閣総理大臣賞受賞や、作品「静寂(しじま)」での日展内閣総理大臣賞受賞という、公募展における最高峰の栄誉を重ねました。のちに金沢学院大学教授として後進の育成にあたり、作品「湖畔・彩釉花器」によって日本芸術院賞を受賞、工芸界の最高名誉である日本芸術院会員に就任し、日展常務理事を務めました。海外ではほとんど情報のないこのトップクラスの日本人作家による希少な作品を、当店が自信を持ってお届けします。
武腰敏昭の作品が国内外の美術館や愛好家から最も高く評価されている理由は、その卓越した技法とモダンなデザインセンスにあります。金沢美術工芸大学で工業デザインを学び、高名な北出塔次郎教授に師事した氏は、伝統的な九谷焼の枠組みを超え、器のフォルムと計算された筆の線が織りなす緊張感を追求しました。さらに、氏は人と環境に優しい無鉛釉薬の共同開発と実用化に奔走したイノベーターでもあります。発色のコントロールが極めて難しいとされる無鉛絵具を用いながら、九谷焼が持つ奥深い色彩や輝きを完全に制御し、独自のモダンな美へと昇華させた技術力は、氏のたゆまぬ研究の賜物です。
本作を確認すると、これらの特徴がこの小さなぐい呑の中に明確かつ見事に表現されていることが分かります。古来より子孫繁栄や豊穣の象徴として尊ばれてきた伝統的なざくろの意匠が、氏の洗練された現代的な構図によって描かれています。器の側面に配されたざくろの枝は、工業デザインの素養を感じさせる的確で構造的な線で引かれており、実ったざくろの果実が熟して割れ、中の鮮やかな赤い種子が顔を覗かせる様子が、緻密な絵付けによって表現されています。周囲の葉に見られる緑や青、黄色のグラデーションは、無鉛釉薬による極めて高度な発色制御技術を証明しており、鮮やかな色彩が美しい調和を見せています。また、絵柄のない白い素地との絶妙な余白のバランスが、作品全体に現代的な気品を与えています。器の下部には氏の確かな証である「敏」のサインが確認でき、作家自身の手による箱書きと落款が据えられた共箱とともに、無傷の完品として極めて高い希少価値を持っています。
- 作者: 武腰 敏昭(たけこし としあき、1940年-2021年)
- 作者の代表的な活動歴:[1957年] 日展初入選、[1963年] 日本現代工芸展初入選、[1996年] 日展評議員、[1997年] 「春来るらし」で日工会展内閣総理大臣賞受賞、[2001年] 「静寂(しじま)」で日展内閣総理大臣賞受賞、[2005年] 金沢学院大学教授、[2010年] 「湖畔・彩釉花器」で日本芸術院賞受賞・日本芸術院会員、[2011年] 日展常務理事
- 作品収蔵実績:日本芸術院(東京都台東区・日本芸術院賞受賞作「湖畔・彩釉花器」所蔵)、石川県立美術館(石川県金沢市・「彩釉花器」など主要作品を所蔵)、能美市九谷焼美術館(石川県能美市・「泰山窯」歴代作品および関連資料所蔵)
- 製作年代: 1990年代後半〜2000年代(推定)
- 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
- 付属品: 専用共箱(落款つき) 、栞 あり
- 材質: 磁器(色絵・金彩)
- 寸法: 高さ 約 5.5 cm、経口 約 5.5 cm、底径 約 3.5 cm
- 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。
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