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萬古陶磁器コンペ通産大臣賞受賞作家 成田山大阪別院大壺制作窯元 久村 俊英 作 長島焼窯元俊英金彩布目三足酒杯 ロックグラス #268

萬古陶磁器コンペ通産大臣賞受賞作家 成田山大阪別院大壺制作窯元 久村 俊英 作 長島焼窯元俊英金彩布目三足酒杯 ロックグラス #268

通常価格 ¥30,000 JPY
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本作は、日本の伝統的な陶磁器コンペティションにおいて最高賞である通産大臣賞や準大賞に輝き、大本山成田山大阪別院の吉祥閣へ重要空間を飾る大壺や大鉢を納めた実績を持つ実力派陶工、久村俊英(ひさむら としひで、1956年-)氏の手による極めて意匠性の高い三足酒杯です。専用の木箱である共箱には、作家直筆によって「長島焼窯元 俊英」と格調高く題されており、手の中に収まる独特な多角的なフォルムと、用の美の中にモダンデザインが融合した圧倒的な佇まいを備えています。当店ではこの希代のクラフトピースを、長い歳月をかけて深い琥珀色へと熟成した希少な古酒や、こだわりのシングルモルトウイスキーを大ぶりの氷と共にゆっくりと愉しむためのプレミアムなジャパニーズロックグラスとして自信を持って提案いたします。海外の市場ではまず見かけることのない非常に珍しい三重県桑名の長島焼の名品であり、日本の優れた現代工芸(ジャパニーズコウゲイ)のスピリティッドな造形美をラグジュアリーな空間へと演出する至高の器です。

作者である久村俊英氏は、昭和31年に静岡県に生まれ、名門である金沢美術工芸大学を卒業したという、伝統陶芸界においては非常にユニークでインテリジェンスなバックボーンを持っています。大学卒業後は工業製品の設計に関わるプロダクトデザインの世界に従事し、さらに渡米および渡欧して最先端の海外デザインを研修するという、国際的なクリエイターとしてのキャリアを築きました。その後、三重県桑名市長島町にて久村俊英・敦子夫妻による長島焼・田人窯を開窯し、伝統的な萬古焼の技術をベースにしながらも、プロダクトデザイナーとしての緻密な造形計算と、木曽三川に囲まれた水郷長島の移ろう四季への想いを反映した素朴で優しい作品を展開します。朝日陶芸展への入選をはじめ、萬古陶磁器総合コンペにおいては最高賞の通産大臣賞、さらには準大賞又3賞を立て続けに受賞するなど、その卓越した技術力と現代的なセンスは公的に広く証明されました。最高賞の受賞後は、美術市場の流行に左右される公募展への出品を一切断ち、夫婦で理想の創作に没頭しているため、市場への流通量が極めて少ない幻の作家としても知られています。平成8年にはその卓越した腕前を見込まれ、大本山成田山大阪別院吉祥閣の建立に際して、重要空間である月轮の間および応接间香里に据えられる大壺や大鉢の制作を指名で任されるなど、日本の建築工芸界においても確固たる地位を築いています。

本作の造形美を専門的に分析すると、プロダクトデザイナー出身である久村氏の最も評価されている独自の空間構成能力と、萬古焼の高度な伝統技法がこの小さな器の中に完璧な調和をもって表現されていることが分かります。器の側面から内側の底面にかけて明瞭に走る美しいシーム(合わせ目)は、一般的なロクロ成形ではなく、粘土を板状にした「たたら」を丸め、その端と端を大胆に重ね合わせて接合する成形技法が用いられている明確な証左です。この接合部をあえて綺麗にならさずシャープな直線として残すことで、まるで折り紙や布を曲げたかのような、現代建築を思わせる立体的なエッジとモダンな陰影を正面に作り出しています。さらに、器の下部を支えるユニークな三つの足、および無釉の素地が露出した底面全体には、作家の明確な意図によって目の粗い布地が極めて強く押し当てられており、その織り目の深くシャープなテクスチャを隅々まで鮮明に刻み込んだ「布目(ぬのめ)技法」が完璧に施されています。三つの足から中央に向けて放射状に伸びる力強いプリーツ(ひだ)状の起伏、そして中央の環状のディテールに至るまで、布目が一切潰れることなく立体的に追従して定着している様は、これが作業上の偶発的な副産物などではなく、周到に計算された高度な装飾表現であることを物語っています。萬古焼特有の鉄分を含んだ炻器質の素朴な土肌と、上部の滑らかな釉薬層との間に生み出された劇的な質感のコントラストは、見事というほかありません。装飾面においては、深い濃淡を湛えたオリーブグリーンの長石釉をベースに、流れるような黒の鉄絵の曲線がダイレクトに描かれ、その釉薬の隙間を縫うように贅沢に配された金彩がアクセントとして上品なメタリックの輝きを放ちます。器の下部にはシャープな赤絵と金彩による水平の帯が巡らされており、全体の有機的なフォルムを都会的に引き締めるモダンデザインの思想が息づいています。共箱の蓋表に据えられた直筆署名と落款、符号、そして真正品であることを証明する朱印が完璧に揃っており、一切の隙のない最高のコンディションを保った、揺るぎない資産価値を持つ美術工芸ピースです。

  • 作者: 久村 俊英(ひさむら としひで、1956年-)
  • 作者の代表的な活動歴: [1956年] 静岡県静岡市清水区に生まれる、[1979年頃] 金沢美術工芸大学を卒業後プロダクトデザインに従事し渡米・渡欧して海外デザインを研修、[1980年代] 三重県桑名市長島町にて長島焼・田人窯を開窯、朝日陶芸展入選、萬古陶磁器総合コンペにて最高賞「通産大臣賞」および「準大賞」「3賞」を立て続けに受賞(以降は公募展への出品を断ち独自の創作に没頭)、[1996年] 大本山「成田山大阪別院・吉祥閣」の建立に伴い要請を受け、重要空間である月輪の間と応接間香里に据えられる大壺・大鉢を制作
  • 作品収蔵実績: 大本山 成田山大阪別院(吉祥閣・公的空間への永久設置実績)
  • 製作年代: 1990年代~2000年代(推定、通産大臣賞の受賞を経て、成田山の大仕事を完遂した前後の円熟期の作)
  • 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品: 専用共箱(蓋表墨書:長島焼窯元 俊英)、包布あり
  • 材質: 陶器(織部系長石釉・赤絵金彩)
  • 寸法: 高さ 約 7.8 cm、口径 約 6.5 cm
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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