商品情報にスキップ
1 46

国画会会員野島賞受賞作家 松崎 健 作 白掛赤絵窓絵草花文酒杯 ジャパニーズコウゲイ ロックグラス #269

国画会会員野島賞受賞作家 松崎 健 作 白掛赤絵窓絵草花文酒杯 ジャパニーズコウゲイ ロックグラス #269

通常価格 ¥55,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥55,000 JPY
セール 売り切れ
配送料はチェックアウト時に計算されます。

伝統と洗練が奇跡的な交差を見せる、至高のスタジオ・クラフトピースです。本作は、日本の近代美術工芸界において確固たる地位を築き、名門公募展である国画会にて最高峰の会員にまで上り詰めた実力派陶芸家、松崎健(1950年-)氏の卓越した感性と技法が遺憾なく発揮された白掛赤絵湯呑です。作家自身は湯呑として精魂を込めて制作し、専用の木箱である共箱の蓋表には作家直筆で白掛赤絵湯呑と墨書され、健の署名と鮮やかな落款が据えられています。当店では、高さ約8cmという手の中にずっしりと収まる見事なロクロ成形のサイズ感と、伝統的な用の美を超えた絵画的かつモダンな意匠を備えた本作を、長い歳月を経て美しい琥珀色へと熟成した希少な古酒や、プレミアムなシングルモルトウイスキーを大ぶりの氷と共にゆっくりと愉しむための至高のジャパニーズコウゲイ酒器(ロックグラス)として提案いたします。海外の市場では滅多に見かけることのない日本の現代前衛クラフトの傑作であり、所有する喜びと日常のひとときを格別な芸術体験へと引き上げる確固たる資産価値を有しています。

作者の松崎健氏は、昭和25年に東京都町田市に生まれ、昭和47年に玉川大学文学部芸術学科陶芸専攻を卒業しました。日本画家の父親である松崎脩己氏、木工家の長兄を持つ芸術家の一族に育ち、父親が日本芸術院会員の洋画家である牛島憲之氏の中学時代からの親友であったことから、幼少期より純粋な美術の薫陶を日常的に受ける環境に恵まれていました。大学卒業後は益子焼の巨匠島岡達三氏のもとで5年間に及ぶ厳格な住み込みの修業を重ね、昭和52年に益子北郷谷に築窯して独立を遂げました。氏の本質的な功績は、師から受け継いだ確かな伝統技術を土台にしながらも、独自のモダンな造形美を追求し、日本の美術界で高く評価された点にあります。独立後わずか3年足らずの昭和55年に国画会野島賞を受賞するという快挙を成し遂げ、昭和57年に国画会会友に推挙、昭和59年には国画会会友優作賞を重ねて受賞し、昭和61年には最高位である国画会会員へと若くして昇格を果たしました。さらに、アメリカやカナダへの3回にわたる外遊を通じて海外のコンテンポラリーアートの息吹を贅沢に吸収し、毎年東京や大阪での個展を開催するほか、各地で師弟展や親子三人展を精力的に催すなど、個人の作家として国内外で確固たる名声を確立しています。

本作の造形および装飾美を専門的に分析すると、国画会の最前線で培われた松崎健氏独自の絵画的な洗練と、計算された空間構成が見事に結実していることが分かります。器の正面において、最も評価されている技法の一つである白掛(白い化粧土を器の表面に薄く施す技法)の素朴で柔らかな質感の上に、シャープな赤絵の線によって格式高い窓絵の装飾枠が仕立てられ、その枠内に力強いタッチの赤絵で流麗な草花文様が描かれ、上部には鮮やかな緑色のドットが計算されたバランスで配されており、伝統的な民芸の温かみの中に都会的でモダンなリズムを生み出しています。さらに器の内側を覗くと、鉄分を豊富に含んだ黒釉や飴釉などの鉄釉が、ロクロの回転に沿ってダイナミックに渦巻く流し掛けの表情を見せており、お酒を注いで氷を浮かべた際に、視覚的な深みと美しい光の揺らぎを演出する素晴らしい効果をもたらしています。器の底部、高台脇には、作家の真正の作であることを証明する氏の名をデザインしたモダンな丸陶印が鮮明に刻印されています。洋画家である牛島憲之氏らの直筆推薦文が掲載された当時の貴重な公式の栞(略歴付き)が完全な状態で付属しており、一切の隙のない最高のコンディションを保った至高の美術工芸ピースです。

*松崎氏の師である島岡達三氏のコメント

松崎君は東京玉川大学の芸術学科で陶芸を専攻し、卒業後私の処で五年間勉強しました。父母は日本画家、長兄は木工家と云ふ良い環境に育ち、恵まれた素質に加えて無類の仕事好きです。松崎君は仕事の方向を暮らしと結びついた食器に向けて居ります。今時の若い人には珍しくしっかりした考えで一見地味ではありますが工芸としての陶器を作る場合一番正しい姿勢であり陶器の真の美しさはその中から生まれてくるものと思います。既に十年余の修業を積み充分の腕を持つ松崎君が今独立して自分の窯と仕事場を持ち自由に思いを発揮できるようになりました。どんな花が開くか楽しみにして居ります。

*日本芸術院会員 牛島 憲之 氏からのコメント

益子で焼物をやっている松崎健君は、私が中学時代にスケッチなどによく行った親友の松崎脩己君の息子である。父親のもつ人間的な薫陶によって健君の作陶にも大きな影響があるのではなかろうか。私たちの仕事は日常の生活環境から生まれるのであるが、絵だけでなく、陶芸にもそれが大切なことだと思う。将来になって悔いの残らないような立派な仕事をされんことを望むものである。

  • 作者:松崎 健(まつざき けん、1950年-)
  • 作者の代表的な活動歴:[1950年] 東京都町田市に生まれる、[1972年] 玉川大学文学部芸術学科陶芸専攻を卒業後、益子島岡達三に師事、[1977年] 益子北郷谷に築窯、独立、[1980年] 国画会野島賞受賞、[1982年] 国画会・会友に推挙、[1984年] 国画会・会友優作賞受賞、[1986年] 国画会・会員に昇格。外遊三回(カナダ・アメリカ)、毎年東京・大阪で個展を開催、各地で師弟展・親子三人展を催す
  • 作品収蔵実績:メトロポリタン美術館(アメリカ)、ボストン美術館(アメリカ)、ヴィクトリア&アルバート博物館(イギリス)、サンフランシスコ・アジアン・アート・ミュージアム(アメリカ)、ミネアポリス美術館(アメリカ)、クリーブランド美術館(アメリカ)、益子陶芸美術館(栃木県)、栃木県立美術館(栃木県)などのパブリックコレクションに永久収蔵
  • 製作年代:1980年代後半~1990年代頃(推定、伝統的な白掛・赤絵の端正な美しさが最高潮に達し、後年の豪快な窯変や織部へと作風が大胆にシフトしていく前の中期全盛期の優品と推察されます)
  • 商品状態:非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品:専用共箱、公式陶歴(栞)あり
  • 材質:陶器(白掛・赤絵・鉄釉・透明釉)
  • 寸法:高さ 約 8.0 cm、口径 約 7.0 cm
  • 注意:当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

低在庫:残り1個

詳細を表示する