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日本陶磁協会賞受賞 ハーバード大学客員研究員 高鶴 元 作 セントヘレンズ火山灰釉 蛇腹構造水指 蓋付アイスボウル #276

日本陶磁協会賞受賞 ハーバード大学客員研究員 高鶴 元 作 セントヘレンズ火山灰釉 蛇腹構造水指 蓋付アイスボウル #276

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約400年の歴史を誇る上野焼の名門に生まれ、日本伝統工芸展での連続受賞や日本陶磁協会賞受賞など伝統工芸界のトップ走者として活躍した巨匠、高鶴元(こうづるはじめ、1938年生)による極めて歴史的価値の高い水指作品です。高鶴元は1980年、古上野焼の研究実績と独自の高い造形力が高く評価され、アメリカ・ハーバード大学の客員研究員(ヴィジティング・フェロー)として招聘され渡米しました。その渡米直後の1980年5月18日、米国ワシントン州のセント・ヘレンズ山が破局的な大噴火を起こしました。北米大陸東部まで広大に拡散したこの火山灰に着目した高鶴元は、ケイ酸やアルミナ、各種ミネラルを豊富に含む天然の地質素材を自ら採取・精製し、前代未聞の陶芸用釉薬「セントヘレンズ灰釉」として独自に開発・昇華させました。本作は、1980年の噴火からハーバード大学滞在期にあたる1980年代前半(1980年〜1985年頃)に制作された、地球の地質的エネルギーと日本の伝統窯業技術が高次元で融合した至高のコンテンポラリーピースです。

共箱に作家自筆で「セントヘレンズ灰釉水指」と刻まれた本作は、高鶴元が誇る建築的造形美と独特の地質的釉彩が見事に結実しています。幅約18.0cm、高さ約18.0cmの球体に近い存在感あふれるフォルムの表面には、水平方向に幾重もの段差(蛇腹状のステップ構造)が緻密に削り出されており、地層や地殻変動を思わせる立体的な陰影を創出しています。作品全体を覆うセントヘレンズ火山灰釉は、光を吸い込むような重厚なダークグレーから、微細な鉱物結晶が漂う深い黒褐色への滑らかな変化を見せ、触感はマットでありながら鉱物特有の静謐な質感を湛えています。共蓋のつまみから本体の収まりに至るまで一切の隙がなく、高台部には高温焼成の痕跡である貝積み跡が残されており、アメリカ大陸の自然現象と高度な焼成コントロール技術が見事に調和しています。

存在感のあるフォルムと重厚な質感を持つこの作品を、当店では現代のライフスタイルに合わせ、洋酒を楽しむ特別な時間を演出する蓋つきアイスボウル(高級氷入れ)としてご提案いたします。セントヘレンズ火山灰が生み出す深みのあるマットブラックの質感は、ロックグラスに浮かぶ透明な氷の結晶を美しく際立たせ、琥珀色のウイスキーやバーボンと洗練された対比を描きます。共蓋を備えた構造と安定感のある18cm四方のスケール感は実用性にも優れ、バーカウンターやリビングのテーブル上で圧倒的な品格を放ちます。アメリカの自然現象という歴史的事実と日本の伝統工芸が融合した世界的にも類例のない稀少な真作であり、洗練された大人の空間を格調高く彩る至高の工芸ピースです。

  • 作者: 高鶴 元(こうづる はじめ、1938年-)
  • 作者の代表的な活動歴: [1968年・1969年] 第15回・16回日本伝統工芸展 日本工芸会会長賞(2年連続受賞)、[1975年] 第22回日本陶磁協会賞受賞、[1980年] ハーバード大学ヴィジティング・フェロー(客員研究員)として渡米、[1997年] 第9回福岡県文化賞受賞
  • 作品収蔵実績: 福岡県立美術館、田川市美術館、ハーバード大学ピーボディ博物館、フォレスト・ヒルズ・パーク(ボストン)など
  • 制作年代: 1980年〜1985年頃(セントヘレンズ山噴火およびハーバード大学客員研究員期)
  • 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品: 専用共箱(作家墨書・朱印あり)、包布あり
  • 材質: 陶器(セントヘレンズ火山灰釉)
  • 寸法: 縦横幅 約 18.0 cm、高さ 約 18.0 cm
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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