人間国宝 北村 眞一 作 鋳金 ゆらぎ小鉢(小皿)おつまみ皿として愉しむ金工工芸品 #285
人間国宝 北村 眞一 作 鋳金 ゆらぎ小鉢(小皿)おつまみ皿として愉しむ金工工芸品 #285
重要無形文化財保持者(人間国宝)である金属工芸家、北村眞一氏による鋳金工芸作品です。父であり師でもある金工作家・北村一朗氏から引き継がれた確かな金属造形の技術と、鋳金(ちゅうきん)技法による重厚かつ精密な表現が高く評価されています。型に熔融した金属を流し込んで成形する鋳金技法は、金属でありながら柔らかく豊かな曲面や、微細な肌合いのテクスチャーを表現できる点が最大の特徴です。北村眞一氏は伝統的な鋳金の技術を極め、現代の生活空間に調和する洗練された造形美を追求しており、その作品は高い芸術性と確かな金属加工の技により広く高く評価されています。
本作は、中国の古銭を思わせる意匠を持つ鋳金製の小鉢(小皿)です。四角い中央の造形と丸みを帯びた外形が織りなす東洋的な造形美と、重厚な金属の質感が絶妙に調和しています。本作の造形における最大の卓越性は、地面と接触する底面が緩やかな曲面(球面状)に仕上げられている点にあります。卓上に置いた際に揺らゆらと心地よく揺れ動きながらも、鋳金特有の緻密に計算された重心設計によって、どっしりと中心を保ち確実に安定する見事な遊び心が組み込まれています。金属の冷たさを感じさせないしっとりとした表面のテクスチャーと、手に取った時に伝わる金属ならではの心地よい重量感は、妥協のない鋳金技術と洗練された造形センスの結晶です。
この美術史的価値と粋な遊び心を兼ね備えた器を、洗練された現代のライフスタイルに合わせ、ウィスキーや古酒などのプレミアムな酒を嗜む際のおつまみ皿(ナッツやドライフルーツ、小菓子などを添える器)としてご提案いたします。グラスの横に置かれた器が静かに揺れる動きは、お酒を嗜む空間に趣と会話を生み出し、ゆったりとした晩酌の時間をより贅沢なひとときへと昇華させます。重要無形文化財保持者の高度な技術と、生活を彩る粋なセンスが融合した本作品は、日常の卓上に豊かな格調をもたらす稀少なクラフトアートピースです。
- 作者:北村 眞一(きたむら しんいち、1952-現在)
- 作者の代表的な活動歴:[2019年] 重要無形文化財「蝋型鋳造」の保持者(人間国宝)に認定
- 制作年代:1980年代-2000年代
- 状態:非常に良い(欠けなし、割れなし)
- 付属品:専用箱、栞 あり
- 材質:白銅(推定)
- 寸法:横 約 14 cm, 縦 約 9.4 cm, 重さ 約 158g
- 特記事項:銀製品につき、銀の酸化による変色が見られます。
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