明治の幻「西浦焼」復元の第一人者 平正窯五代目 高木 典利 作 織部鉄絵鳥波文 酒器 #287
明治の幻「西浦焼」復元の第一人者 平正窯五代目 高木 典利 作 織部鉄絵鳥波文 酒器 #287
明治時代に多治見で制作され海外で絶賛されながらも途絶えた幻の美術陶磁器「西浦焼」の技法「釉下彩」を長年の研究の末に再現・復元したことで知られる美濃焼の名匠、平正窯5代目の高木典利(たかぎ のりとし、1949年生まれ)による織部作品です。岐阜県多治見市市之倉町にて5代続く名門窯元を継承する高木典利は、志野、織部、黄瀬戸といった美濃伝統の技法と土味を深く追求しながら、伝統技術の継承と歴史的技法の復元という偉業を成し遂げ、美濃陶芸界において唯一無二の存在として高く評価されています。
本作は、専用共箱に作家直筆で「織部」と揮毫された絵織部(鳴海織部)の作品です。端正な高台から朝顔状に開く高杯型の造形を備え、器身全体には細かな貫入が広がる温かみのある白釉が施されています。表面には鉄絵の筆裁きにより、優美な波文様と飛翔する鳥の意匠が抽象的なグラフィックのように描かれており、口縁部から側面にかけかけては、織部焼の代名詞である鮮やかな緑色の銅釉が力強く流しかけられています。器底の高台内にも丁寧な施釉と貫入が施され、作家の描き銘が刻印されており、伝統的な織部焼の美学と洗練された幾何学的フォルムが調和した秀作です。
本来は茶道具の蓋置としての格式高い造形美を持つ本作を、現代のライフスタイルにおいては古酒やプレミアムウイスキー、日本酒などを注いで楽しむ極上のジャパニーズコウゲイ酒器(高杯・ゴブレット)としてご提案いたします。手に触れるしっとりとした土の質感と、透明感ある緑釉と鉄絵がなす景色は、お酒を注ぐひとときを格別なアート体験へと高めます。平正窯5代目としての作陶活動が成熟し、美濃伝統の織部作品を精力的に展開した時期にあたる1985年から1995年にかけて制作された真作であり、作家直筆の墨書と朱印が入った専用の共箱が付属する完全なコンディションの逸品です。
- 作者:高木 典利(たかぎ のりとし、平正窯 5代目、1949年生まれ)
- 作者の代表的な活動歴:岐阜県多治見市市之倉町「平正窯」5代目継承、美濃伝統陶芸(志野・織部・黄瀬戸)の制作、明治時代に途絶えた幻の美術陶磁器「西浦焼」の技法「釉下彩」を長年研究し再現・復元、2024年多治見市にて初の個展開催
- 制作時期:1985年–1995年
- 商品状態:非常に良い(欠けなし、割れなし、古美術・工芸品特有の経年による風合いを除く)
- 付属品:専用共箱(蓋表に「織部」、左下に「典」の墨書および朱印あり)
- 材質:陶器(美濃焼・絵織部・鉄絵鳥波文・緑釉流し・貫入・高杯造形)
- 寸法:高さ 約 5.5 cm、口径 約 6.0 cm
- 注意:当店が提供する商品は生産時期が古い歴史的工芸品であり、すべて古美術・骨董品として掲載しています。経年による微細な変化がある場合がありますので、古美術の本質をご理解およびご確認の上で購入をご検討ください。
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