金沢市文化活動賞受賞作家 北陶窯 飯田 雪峰 作 油滴天目釉盃 ショットグラス #288
金沢市文化活動賞受賞作家 北陶窯 飯田 雪峰 作 油滴天目釉盃 ショットグラス #288
1941年に石川県能登(能都町宇出津)に生まれ、少年期に学んだ花芸の造形感覚を礎に陶芸の世界へと進んだ北陶窯の代表、飯田雪峰(いいだ せっぽう)による品格溢れる油滴天目釉盃です。飯田雪峰はアラスカ大学講師を務めた矢部誠に師事し、九谷の地において日展特選作家の吉田荘八や元瀬戸陶磁器センター所長の中條作次郎ら先達の指導を受けながら独自の作陶法を確立しました。1974年に加賀藩家老屋敷跡である金沢市本多町に北陶窯を開設し、1984年には有限会社北陶を設立して代表に就任、2015年には多年の工芸振興が評価され金沢市文化活動賞を受賞した金沢陶芸界の実力派です。当店では、金沢の歴史と確かな技術が息づくこの天目酒器を、抹茶やお茶の席のみならず、歳月を経て豊かな旨味を纏った琥珀色の古酒や熟成日本酒をじっくりと愉しむヴィンテージ酒器(和のおちょこ・ぐい呑み)として世界へご提案いたします。
本作は、飯田雪峰が最も得意とし学識者や窯工界から高い評価を受ける「灯油窯による精緻な火焔操作と結晶釉制御」が完璧に結実した作品です。高台から口縁に向けて優美に開く端正な天目形の盃表面には、漆黒の地の上に金色や銀色の金属光沢を放つ微細な油滴斑(油滴結晶)がびっしりと隙間なく浮かび上がっています。これは灯油窯における酸化焔と還元焔をミリ単位で自在に操り、高温焼成時に釉薬中の鉄分を結晶化させて定着させるという極めて難易度の高い技法によるものです。見込み(器の内側)底に向かって光の反射とともに黄金の星屑のように結晶が輝き、お酒を注ぐことで液体と光が乱反射し、深遠な小宇宙のような景観を創出します。高台から裾野にかけては無釉のきめ細やかな白土素地がしっかりと削り出され、高台内には作家自身の陶印「雪」が明確に押されており、天目釉の重厚さと素地の上品なコントラストを見せています。
本作の制作時期につきましては、1984年の有限会社北陶設立を経て、灯油窯における油滴天目釉の還元焼成技術が完成の域に達し、多くの展覧会で発表を重ねた1985年から1995年にかけて制作された熟練期の真作と特定されます。作品本体には欠けや割れがなく、結晶の発色・艶ともに非常に美しいコンディションを保っています。蓋表に作家直筆で「油滴天目釉 盃 雪峰」と墨書され朱印が捺された専用の共箱が付属する完品の逸品です。
作者は1941年生まれの飯田雪峰(窯元:北陶窯)で、主な活動歴として1974年の北陶工房開設、1984年の有限会社北陶設立、2015年の金沢市文化活動賞受賞などが挙げられます。製作年代は1985年から1995年頃で、商品状態は欠けや割れのない非常に良い状態です。専用の共箱が付属し、材質は陶器(油滴天目釉・天目形・刻印)で、寸法は高さ約 4.3 cm、口径約 7.0 cmです。当店が提供する商品は生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載していますので経年によるダメージ等をご理解の上で検討ください。
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作者: 飯田 雪峰(いいだ せっぽう、1941年-)
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作者の代表的な活動歴: [1974年] 北陶文化センター陶芸工房開設に参加、[1984年] 有限会社北陶設立・代表取締役就任、[2015年] 金沢市文化活動賞受賞
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作品収蔵実績: パブリックアート・モニュメント多数(金石の海の陶壁、県営住宅団地集会場ファサードなど)
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製作年代: 1985年–1995年頃
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商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
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付属品: 専用共箱、包布、栞 あり
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材質: 陶器(油滴天目釉・天目形・刻印)
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寸法: 高さ 約 4.3 cm、経口 約 7.0 cm
- 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。
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