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大英博物館・東京国立近代美術館収蔵作家 岡山県指定無形文化財保持者 伊勢崎 満 作 備前ぐい呑 穴窯焼成 窯変胡麻酒器 一点物 #301

大英博物館・東京国立近代美術館収蔵作家 岡山県指定無形文化財保持者 伊勢崎 満 作 備前ぐい呑 穴窯焼成 窯変胡麻酒器 一点物 #301

通常価格 ¥40,000 JPY
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昭和の備前焼界において、中世古備前の半地下式穴窯を復元し、土と炎の根源的な美を追求し続けた名工、伊勢崎満による極めて格調高いぐい呑作品です。伊勢崎満は、岡山県指定無形文化財保持者であった名工・伊勢崎陽山を父に持ち、1998年には自身も備前焼製作技術の保持者として岡山県重要無形文化財に認定された、現代備前を代表する巨匠です。最大の功績は、重要無形文化財保持者(人間国宝)である弟の伊勢崎淳とともに、室町・桃山時代の古備前が焼かれた作陶環境である半地下式穴窯を復元したことにあります。近代的な登り窯やガス窯とは異なり、温度管理が極めて困難な穴窯焼成に生涯こだわり続け、赤松の薪の灰と激しい炎の揺らぎが土に直接作用する、計算を超えた自然の驚異を器の中に定着させました。

本作は、伊勢崎満の代名詞であり、最も高く評価されている穴窯焼き締めの技術が、この小さな酒器の全面に明確かつ見事なコントラストで表現された名品です。器の半面には、窯の中で降り積もった赤松の薪灰が溶け込み、カサカサとした独特の渋い肌合いを形成する「カセ胡麻」の景色の妙が表現されています。その反対の半面には、炎の通り道となったことで生じた、温かみのある緋色から灰黒色へと移り変わる「窯変」の美しいグラデーションが、しっとりとした土肌の上に広がっています。釉薬や絵の具を一切使わず、土と炎の力だけでこれほど豊かな表情を描き出す技法は、数日間に及ぶ不眠不休の窯焚きと、長年の経験に裏打ちされた卓越した技術がなければ到底到達できない超高難度の結晶です。高台脇には作家自身の真作の証である箆描きのサインが刻まれており、付属する専用の木箱(共箱)の蓋表面には、作品名である備前ぐい呑の文字と、作家自身の署名である「満」、そして朱印(落款)が一括して鮮明に揮毫され、捺印されています。また、昭和五十九年(1984年)までの活動が記された貴重な当時の陶歴がそのまま付属しており、作家が穴窯による表現の円熟期を迎えていた1980年代前半の貴重な一点物であることを客観的に証明しています。

当店では、大英博物館や東京国立近代美術館など、国内外の主要美術館に作品が収蔵されているこの美術史的権威と超絶技巧が息づく器を、洗練された現代のライフスタイルに合わせ、日本の伝統美を掌中で愉しむジャパニーズコウゲイの至高の酒器としてご提案いたします。手の中に心地よく収まる小ぶりなサイズ感と、どっしりとした力強い造形は、長い年月をかけて深いコクと芳醇な香りを纏った古酒や熟成酒、あるいはこだわりのウイスキーを嗜むためのプレミアムなグラスとして最高の価値を持ちます。器の持つざらざらとした胡麻の質感としっとりとした窯変の佇まいは、注がれた古酒の美しい琥珀色と見事に共鳴し、日常の晩酌を最高峰の立体アートを鑑賞する贅沢な時間へと昇華させる至高のモダンピースです。

  • 作者: 伊勢崎 満(いせざき みつる、1934年-2011年)
  • 作者の代表的な活動歴: [1961年]岡山県展山陽新聞社賞を受賞、[1966年]日本伝統工芸展初入選(同年に弟・伊勢崎淳とともに姑耶山に中世半地下式穴窯を復元)、[1972年]中日国際陶芸展大賞受賞、[1973年]日本陶磁協会賞受賞、[1984年]岡山県文化奨励賞受章、[1994年]山陽文化賞受賞、[1998年]備前焼製作技術の保持者として岡山県重要無形文化財に認定
  • 作品収蔵実績: 東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館(英国)、大英博物館、など主要公的機関
  • 製作年代: 1980年〜1984年頃(付属する公式陶歴の最終記載年が昭和59年であることから特定)
  • 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし、古美術・骨董品としての経年変化を除く)
  • 付属品: 専用共箱、栞(昭和五十九年まで記載)あり
  • 材質: 陶器(備前焼・穴窯焼き締め・窯変・胡麻)
  • 寸法: 高さ 約 5.5 cm、口径 約 5.0 cm
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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