通産大臣賞受賞・日本工芸会正会員 一位窯 田中 一(田中 一晃)作 有田焼 青白磁六角高杯 近代モダンクラフトを象徴する彫刻面取酒器 #313
通産大臣賞受賞・日本工芸会正会員 一位窯 田中 一(田中 一晃)作 有田焼 青白磁六角高杯 近代モダンクラフトを象徴する彫刻面取酒器 #313
日展会友や日本工芸会正会員を歴任し、九州山口陶磁展にて最高賞である通産大臣賞を受賞した佐賀県嬉野の一位窯、田中一(たなか はじめ、1933年-2002年、のちに田中一晃[たなか いっこう]へ改名)による有田焼青白磁の六角高杯です。田中一氏は有田の製陶所で技術を研鑽した後、1965年に佐賀県嬉野の地にて一位窯を開窯し、伝統的な肥前磁器の技法を踏襲しながらも1968年のグッドデザイン展や日本ニュークラフト展で入選を重ねるなど、近代的なクラフトデザインの造形感覚を高度に融合させた陶芸家です。九州陶磁界の重鎮である美術評論家・永竹威氏からもその卓越した造形感覚とひたむきな作陶姿勢が高く評価されています。なお、本品は1981年に「田中一晃」へと改名する以前、創作情熱が最高潮に達していた「田中一」名義時代の貴重な真作です。
本作は、器の栞にも明確に記されている同氏の真骨頂「青白磁面取・彫文様」の技法が見事に昇華された六角形状の高杯作品です。引き締まったステム(脚部)から大きく開く六角の杯部にかけて、緻密な計算のもとで波状の面取りと幾何学的な彫刻文様が施されています。繊細な青みを含んだ透明な青白磁釉が施釉されることで、刃によって彫り込まれた面の角や窪みに釉薬が美しく溜まり、シャープな造形ラインと柔らかな光のグラデーションが見事な対比を描き出しています。高台裏には手書きによる呉須の銘が記されており、量産品とは一線を画す手仕事の緊張感と凛とした品格を備えています。
この高い美術的評価とモダンデザインの美意識を備えた高杯を、現代のライフスタイルに合わせ、熟成された古酒やプレミアムウイスキー、大吟醸などを嗜むための洗練されたジャパニーズコウゲイ酒器としてご提案いたします。すらりと伸びた気品ある高台構造は手に持ちやすく、グラスに注がれた琥珀色や透明な酒が青白磁の澄んだ青みに映え、特別な晩酌のひとときをより贅沢に演出します。のちに「田中一晃」と改名して人間国宝級の評価を固める以前の「田中一」名義期(1968年-1976年)に制作された本作は、共箱の蓋表に有田焼および青白磁六角高杯の直筆墨書と朱印が残され、1976年記の栞も完備された極めて希少なコンディションの逸品です。
- 作者:田中 一(たなか はじめ、のちに田中 一晃[たなか いっこう]へ改名、1933年-2002年)
- 作者の代表的な活動歴:[1965年] 佐賀県嬉野にて一位窯を開窯、[1968年] グッドデザイン展および日本ニュークラフト展入選、[1976年以前] 九州山口陶磁展にて最高賞の通産大臣賞を受賞、現代工芸展記念賞受賞、日展通算11回入選(最終通算17回入選・日展会友)、日本新工芸展会員賞受賞、日本工芸会正会員
- 作品収蔵・評価:美術評論家 永竹威 評、日本工芸会正会員、日展会友、佐賀県陶芸協会理事
- 制作時期:1968年〜1976年(昭和43年〜昭和51年・田中一名義期)
- 商品状態:非常に良い(欠けなし、割れなし、古美術・工芸品特有の経年による風合いを除く)
- 付属品:専用木箱(蓋表に「有田焼」朱印、「青白磁 六角高杯」「一位窯」の墨書および印章あり)、栞あり
- 材質:磁器(青白磁・彫文様・面取)
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寸法:高さ 約 7.5 ㎝、口径 約 6.0 ㎝
- 注意:当店が提供する商品は生産時期が古い歴史的工芸品であり、すべて古美術・骨董品として掲載しています。経年による微細な変化がある場合がありますので、古美術の本質をご理解およびご確認の上で購入をご検討ください。
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