風来窯二代目 備前焼作家 森 大雅 作 無釉焼締窯変自由杯 酒器 ぐい呑み ロックグラス #322
風来窯二代目 備前焼作家 森 大雅 作 無釉焼締窯変自由杯 酒器 ぐい呑み ロックグラス #322
備前焼の名工として名高い祖父・森風来が開窯した風来窯の血脈と伝統技法を受け継ぎ、1978年に岡山県備前市に生まれた現代陶芸家、森大雅による無釉焼き締めの自由杯作品です。森大雅は風来窯において備前焼の根本である厳選された田土の精製と薪窯焼成の技術を習得し、伝統的な茶陶や酒器の美学を継承しながらも、現代の空間に映える鋭く力強い造形美を追求してきました。備前焼は一切の釉薬や絵付けを行わず、千度以上の高温で数日間にわたり薪窯で焼き上げることで、土に含まれる成分と炎や木灰が織りなす偶然の美が生み出されます。当店では、この千数百年の歴史を持つ日本の無釉焼き締め工芸の力強さを凝縮した器を、煎茶や日常の茶器としてのみならず、歳月を経て芳醇な香りを纏った古酒やジャパニーズウイスキーを大ぶりの氷とともに愉しむヴィンテージ・ロックグラス(和のフリーカップ)として世界へご提案いたします。
本作の細部を鑑賞すると、森大雅が得意とする立体的な切削と力強い造形感覚、そして薪窯焼成による多彩な窯変の景色が器の全面に明確に表れています。胴部の中央には横方向に帯状の隆起と窪みが施されており、ろくろ成形後に手作業で削りや圧迫を加えることで、手に持った際に指が自然にフィットする機能的かつ大胆な凹凸フォルムが形成されています。素地の土肌は備前特有のぬくもりある赤褐色を呈し、胴部の一角には燃えた松灰が高温で溶け付着した黄褐色から金緑色の微細な胡麻(自然釉)が美しいアクセントとして現れています。さらに、窯内の酸化還元反応によって生じた煤けたような暗褐色の陰影や鮮やかな緋色が重なり合い、単一の土から生まれたとは思えない豊かな色彩のグラデーションを描き出しています。見込み(器の内側)底には渦巻く土の表情と自然釉の焦げが広がり、高台裏(底部)には力強い削り跡とともに作家自身の刻銘がしっかりと刻まれています。
制作時期につきましては、森大雅が風来窯にて独自の立体造形や面取・段削り技法を確立し、全国の主要画廊や工芸展等で精力的な発表を重ねて造形美と焼成技術が熟練期に達した2015年から2022年頃に制作された真作と特定されます。作品本体には割れや欠けがなく、焼き締め特有のしっとりとした土味と窯変の景観を極めて良好な状態で保っています。
- 作者: 森 大雅(もり たいが、1978年-)
- 作者の代表的な活動歴: [2000年代] 風来窯にて作陶開始、[2010年代–現在] 日本伝統工芸展入選・岡山県美術展等での受賞および百貨店・ギャラリーでの個展多数開催
- 作品収蔵実績: 地元展示施設および民間工芸コレクション等 製作年代: 2015年–2022年頃
- 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
- 付属品: なし
- 材質: 陶器(備前焼・無釉焼き締め・窯変・胡麻・火色・刻銘)
- 寸法: 高さ 約 9.3 cm、経口 約 8.5–8.9 cm
- 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。
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