経済産業大臣表彰 二代目 小西陶古 小西 光江 作 『あうん(阿吽)』備前焼 緋襷 半月皿一対 細工物技法伝統継承 和モダンおつまみ皿 #323
経済産業大臣表彰 二代目 小西陶古 小西 光江 作 『あうん(阿吽)』備前焼 緋襷 半月皿一対 細工物技法伝統継承 和モダンおつまみ皿 #323
大正から昭和初期にかけて備前焼の細工物名手として名を馳せた初代小西陶古の技を継ぎ、窯元の伝統を守り抜いた大正・昭和・平成の三代にわたる名匠、二代目小西陶古(本名:小西光江、1927年-2018年)による備前焼の半月皿一対です。二代目小西陶古は、初代より直伝された極めて高度な細工物(立体彫刻・細密成形)の技術と、備前焼特有の無釉焼き締めにおける自然窯変のノウハウを厳格に継承し、91歳で生涯を閉じるまで伝統の保存と発展に深く寄与しました。本作は、その繊細な手仕事の技術と、備前焼が持つ土と炎の力強さが見事に結実した造形作品です。
作品は「あ」と「うん」の文字がそれぞれ立体的な凸刻で施された二枚で一対をなす半月皿です。「阿吽(あ・うん)」とは、サンスクリット語の「a-hūm」に由来する概念で、「阿」は口を開いて発する最初の音であり万物の始まりを、「吽」は口を閉じて発する最後の音であり万物の終わりを意味します。日本では神社仏閣の狛犬や仁王像に見られるように一対の表現として親しまれ、転じて二人の者が言葉を介さずとも完璧に息を合わせ、心を通わせる信頼と調和の状態を「阿吽の呼吸」と呼びます。本作はこの「阿吽」の精神を二枚の皿の対比として表現しており、「あ」の皿には藁を巻き付けて焼き上げることで鮮やかな赤茶色の線模様が現れる緋襷(ひだすき)の技法が用いられ、「うん」の皿には窯内の炎によって素地全体が赤褐色に焼き締まった緋肌(火色)の表情が現れています。両器ともにヘラによる精密な線彫り状の幾何学装飾が施され、中央に浮かび上がる凸文字の存在感とともに、初代譲りの細工物技術と相反する窯変の美が共存しています。
この高い伝統技術と豊かな文化的背景を持つ一対の皿を、現代のライフスタイルにおいて、熟成された古酒や純米酒、ウイスキーなどとともに楽しむおつまみや小菜を盛る特別なジャパニーズコウゲイ皿としてご提案いたします。無釉の備前焼が持つ素朴な土の質感と、朱緋のコントラストは、盛られた料理を引き立てるとともに、食卓に日本の伝統的な美意識と調和の空間をもたらします。手仕事による限定的な制作と二代目期(1927年-2018年)の真作である本作は、銘「陶古」の刻印が刻まれ、共箱が付属する大変希少なコンディションの逸品です。
- 作者:二代目 小西 陶古(本名:小西 光江、1927年-2018年)
- 作者の代表的な活動歴:初代小西陶古(細工物の名手)に師事し技術を継承、小西陶古窯二代目として細工物および備前焼き締め技法を確立、2011年 経済産業省より「伝統的工芸品産業功労者表彰(経済産業大臣表彰)」を受章、備前焼陶芸協同組合等を通じて伝統技術の保存と産業振興に多大に貢献
- 制作時期:1975年〜1995年頃(二代目小西陶古 創作円熟期)
- 商品状態:非常に良い(欠けなし、割れなし、古美術・工芸品特有の経年による風合いを除く)
- 付属品:なし
- 材質:陶器(備前焼・無釉焼き締め・緋襷・火色・線彫り・浮彫)
- 寸法:縦幅 約 10.6 cm、横幅 約 16.0 cm、高さ 約 1.0-1.9 cm
- 注意:当店が提供する商品は生産時期が古い歴史的工芸品であり、すべて古美術・骨董品として掲載しています。経年による微細な変化がある場合がありますので、古美術の本質をご理解およびご確認の上で購入をご検討ください。
受取状況を読み込めませんでした
低在庫:残り1個
詳細を表示する
