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皇太子ご成婚志野茶碗献上作家 矢野 景川 作 志野茶碗『淡雪』武者小路実篤・棟方志功合作展開催名工 #324

皇太子ご成婚志野茶碗献上作家 矢野 景川 作 志野茶碗『淡雪』武者小路実篤・棟方志功合作展開催名工 #324

通常価格 ¥55,000 JPY
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美濃志野焼の名工、矢野景川(やの けいせん、別号:景仙、1872-1965)による志野茶碗の傑作『淡雪』です。矢野景川は1942年に頭山満翁の米寿記念茶碗を製作した際に「景川」の雅号を贈られ、1952年には日本仏教会会長・永平寺管長の高階瓏仙師より「仙」の一字を賜り「景仙」とも号しました。1955年の東京での第1回個展および1956年の名古屋個展に続き、1957年には文豪・武者小路実篤や版画家・棟方志功との三者合作展を開催し、1959年には皇太子殿下(現・上皇陛下)ご成婚に際して志野茶碗を献上するなど、政財界、宗教界、文化芸術界の名士から絶大な信頼と評価を獲得した美濃陶芸の巨匠です。

本作『淡雪』は、志野焼における長石釉の施釉技術と鬼板(鉄彩)による意匠の美学が完璧に結実した作品です。高台から裾野にかけては美濃特有の温かみのある白土(もぐさ土)の素地が削り出されて露出しており、素地の上に鬼板(鉄泥)を塗布した上で厚く長石釉を施して高温焼成されています。器表全体には深みのある漆黒の地が表現され、その表面には微細な気泡痕や長石の縮れによる細やかな白く気品ある柚子肌が浮かび上がっており、漆黒の夜空に舞い散る淡雪のような表情を醸し出しています。作品底面の高台脇には作家自身の手による「景川」「淡雪」の彫り銘と押印が施され、見込み深くまで漆黒と白い長石のコントラストが広がり、手にとった際の吸い付くような土の質感が伝わります。

抹茶碗としての格式高い造形美を備えた本作を、現代のライフスタイルにおいては琥珀色の古酒やジャパニーズウイスキーを大きめの氷とともにじっくりと味わう最高峰の和のロックグラス酒器としてご提案いたします。漆黒と白の淡雪模様がなす深遠な景観に液体と氷が美しく映え、お酒を注ぐひとときを特別なアート体験へと高めます。制作時期につきましては、作品底面の彫り銘、共箱の箱書、そして包布の署名のすべてに「景川」銘が単独で使用されていることから、1942年に頭山満翁より「景川」の雅号を授与されてから、1952年に高階瓏仙師より「仙」の字を賜り「景仙」と号する直前にあたる1942年から1952年にかけて制作された真作と特定されます。蓋表に「淡雪 志野茶碗 景川」と墨書された専用の共箱、および作家直筆の「景川」署名が入った包布が付属する完全なコンディションの逸品です。

  • 作者: 矢野 景川(やの けいせん、1872年-1965年)
  • 作者の代表的な活動歴: [1872年] 愛知県生まれ、[1942年] 頭山満翁の米寿記念茶碗を制作し「景川」の雅号を授与される、[1952年] 永平寺管長高階瓏仙師の喜寿記念茶碗を制作し「景仙」とも号す、[1955年] 東京にて第1回個展開催、[1956年] 名古屋にて個展開催、[1957年] 武者小路実篤・棟方志功と三者合作展開催、[1959年] 皇太子殿すご成婚に際し志野茶碗献上
  • 作品収蔵実績: 日本国皇室献上実績あり
  • 製作年代: 1942年–1952年
  • 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品: 専用共箱、作家直筆署名入り包布
  • 材質: 陶器(美濃焼・志野・黒志野・長石釉・鬼板・貫入・柚子肌・刻銘・銘『淡雪』)
  • 寸法: 高さ 約 8.8 cm、経口 約 10.5 cm × 12.0 cm
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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