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常滑市指定無形文化財保持者 小西 洋平 作 朱泥練り上げ源心彩 水滴 ウィスキードロッパー ウォータードロッパー #327

常滑市指定無形文化財保持者 小西 洋平 作 朱泥練り上げ源心彩 水滴 ウィスキードロッパー ウォータードロッパー #327

通常価格 ¥38,000 JPY
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現代常滑焼の極致に君臨し、2013年に常滑市指定無形文化財保持者に認定された現代の巨匠、小西洋平(こにし ようへい、1941- )氏による、朱泥練り上げ源心彩の水滴です。小西氏は1982年にフランスのバロリス国際陶芸ビエンナーレで銀賞を受賞し、イギリスのヴィクトリア&アルバート博物館やアメリカのフィラデルフィア美術館に作品が収蔵されるなど、その芸術性は世界的な評価を確立しています。本作は、本来書道に用いられる水滴として制作されたものですが、当店では熟成されたウイスキーやスピリッツに加水し、香りをひらくための特別な洋酒道具(ウィスキードロッパー、ウォータードロッパー)として提案いたします。

本作の最大の核心は、常滑焼の象徴である朱泥や黒泥をはじめとする色彩の異なる粘土を幾重にも折り重ね、カット面によって独特の年輪や地層のような幾何学紋様を出現させる練り上げ技法にあります。画像にみられる流麗な渦状・多角形状の連続紋様は、表面に描かれたものではなく、積層された粘土そのものが器の肉厚を貫通して現れたものです。小西氏の練り上げは、異なる土の収縮率を完璧に統御することで割れを防ぎ、ミリ単位の精密さで土を組み合わせる超絶技巧に基づいています。さらに本作では、緻密に積層された練り上げの素地表面に繊細なファセット(面取り)加工が施されており、光の当たり具合によって練り上げの地層紋様が立体的に浮かび上がる多面体構造を形成しています。底部の高台内には鮮やかな渦巻状の練り上げ模様とともに、小西氏の刻印「洋」が明確に刻まれています。

造形面においては、無形文化財の認定理由でもある手引ろくろの極限の技術が遺憾なく発揮されています。注ぎ口と上部の注水口(響口)は極めて繊細に挽き上げられており、粘土の限界まで薄く引き上げる手引ろくろ技術の真骨頂を示しています。源心彩と称される表面の彩りは、朱泥や黒泥が織りなす落ち着いた色彩の中に深みのある陰影を宿しており、使い込むほどに手脂や水分によって艶を増し、所有者と共に成長していく常滑焼本来の魅力を備えています。ウイスキーに一滴ずつ加水する際、琥珀色の液体と地層を想起させる器の多面体意匠が響き合い、日常の嗜みを特別な思索的体験へと高めます。

本作の制作年代は、1980年代後半から1990年代初頭と特定されます。その根拠として、付属する共箱の箱書き筆致および印影が、1982年のバロリス国際陶芸ビエンナーレ銀賞受賞を経て小西氏の練り上げ技法と多面体造形が最も深化・円熟した時期の特徴と完全に一致すること、また同梱されている陶歴用紙の最終記載が「昭和54年(1979年)」となっており、1980年代を通じて使用されていた同版の陶歴が添えられている点が挙げられます。1980年代半ばから1990年代前半にかけて確立された小西氏独自の造形美を示す貴重な一品です。

  • 作者: 小西 洋平(こにし ようへい、1941- )
  • 作者の代表的な活動歴: [1982年] フランス・バロリス国際陶芸ビエンナーレ銀賞受賞、[2013年] 常滑市指定無形文化財保持者に認定。日本工芸会正会員。 作品収蔵: ヴィクトリア&アルバート博物館(イギリス)、フィラデルフィア美術館(アメリカ)、愛知県立陶磁美術館、INAXライブミュージアム、他。
  • 制作年代: 1980年代後半~1990年代初頭 
  • 状態: 非常に良い(欠け、割れなし)
  • 付属品: 共箱、栞(陶歴)、包布
  • 材質: 陶器(常滑焼・練り上げ)
  • 寸法: 高さ 約 6.0 cm、幅 約 5.5 cm 
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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