玉隆山吉田萩苑直弟子 永久 勝斎 作 萩焼 割高台白萩柿彩茶碗 『祝古希賀』三連式登り窯陶勝庵 洋酒杯 ロックグラス #333
玉隆山吉田萩苑直弟子 永久 勝斎 作 萩焼 割高台白萩柿彩茶碗 『祝古希賀』三連式登り窯陶勝庵 洋酒杯 ロックグラス #333
1937年(昭和12年)に山口県萩市南古萩に生まれ、萩焼の名門である玉隆山吉田萩苑氏の門下にて直弟子として長年の厳しい修業を積んだ伝統工芸士、永久勝斎(ながひさ しょうさい、窯元:陶勝庵)による、品格溢れる萩焼の茶碗作品です。氏は1972年(昭和47年)に萩市玉江にて独立築窯した後、1986年(昭和61年)には萩市大屋小迫の地に本格的な三連式登り窯「陶勝庵」を築き、薪窯焼成ならではの情熱的な作陶活動を展開してきました。名匠・吉田萩苑直伝の格調高い茶陶美学と、自身の登り窯における炎のドラマが融合した作品群は、伝統的な茶道具愛好家から高い評価を受けています。当店では、この日本の伝統美と手仕事のぬくもりが凝縮された至高の工芸品を、抹茶を楽しむ茶陶としてのみならず、琥珀色の古酒やジャパニーズウイスキーを大きめの氷とともにじっくり味わうヴィンテージ・プレミアム酒器(和のロックグラス)として世界へご提案いたします。
本作の細部を鑑賞すると、永久勝斎氏が誇る伝統技法と登り窯焼成の魅力が器の全面に明確に表れていることが確認できます。器の造形はふっくらと丸みを帯びた手取りの良い抱え込みのフォルムを誇り、手にとった際に萩焼特有の大道土(素地)が持つ温かみと柔らかな質感がダイレクトに伝わります。施釉においては、藁灰を主原料とする乳白色の白萩釉がたっぷりと施され、表面全体には非常に密で気品ある貫入(ひび模様)が広がっています。釉薬の下からは、焼成時の酸化還元反応によって生じた柿色や朱赤の緋色、そして煤けたような深みのある焦げのグラデーションが透けて見え、白萩釉のやわらかな乳白色と見事なコントラストを描いています。口縁から胴にかけて白釉が垂れて溜まる動きのある景色や、力強く削り出された割高台の造形美、そして高台脇に捺された「勝」の刻印に至るまで、熟練の職人技が凝縮されています。見込み(器の内側)底にも白萩の貫入と緋色が広がり、お酒や氷を浮かべた際に深遠な和の景観をお楽しみいただけます。
付属する専用木箱の蓋には、金泥を用いて「祝古希」の文字が格調高く書かれています。古希(古稀)とは、唐の詩人である杜甫の詩文「人生七十古来稀なり」に由来する数え年70歳のお祝いを意味します。1937年(昭和12年)生まれの永久勝斎氏が数え年70歳の節目を迎えたのは2006年(平成18年)であり、本作はこの記念すべき古希のお祝いに合わせて特別に作陶・制作された極めておめでたい記念作であることが明確に裏付けられます。以上の明確な史実と箱書きを根拠として、本作の制作時期は2005年から2007年頃(2006年前後)と特定されます。作品本体には欠けや割れがなく、美しいコンディションを保っており、作家自身の直筆書付が入った専用の共箱が付属する大変貴重な逸品です。
- 作者:永久 勝斎(ながひさ しょうさい、1937年生まれ、窯元:陶勝庵)
- 作者の代表的な活動歴:[1937年] 山口県萩市南古萩生まれ、[1965年] 玉隆山吉田萩苑門下に入り直弟子として修業、[1972年] 萩市玉江に築窯し独立、[1986年] 萩市大屋小迫に三連式登り窯陶勝庵を築窯
- 制作時期:2005年–2007年頃(2006年・古希記念制作)
- 商品状態:非常に良い(欠けなし、割れなし)
- 付属品:専用共箱(箱裏に金泥にて「祝古希賀」書付あり)
- 材質:陶器(萩焼・白萩釉・枇杷釉・貫入・大道土・切高台・刻銘)
- 寸法:高さ 約 9.0 cm、口径 約 12.5 cm
- 注意:当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。
受取状況を読み込めませんでした
低在庫:残り1個
詳細を表示する
