商品情報にスキップ
1 68

愛知県指定無形文化財保持者 北大路魯山人師事 大江 文象 作 瀬戸焼 紅霜斑 夕雁茶碗 ロックグラス #343

愛知県指定無形文化財保持者 北大路魯山人師事 大江 文象 作 瀬戸焼 紅霜斑 夕雁茶碗 ロックグラス #343

通常価格 ¥85,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥85,000 JPY
セール 売り切れ
配送料はチェックアウト時に計算されます。

明治31年(1898年)に愛知県知多郡に生まれ、昭和54年(1979年)に没した瀬戸焼の巨匠、大江文象(おおえ ぶんしょう)による紅霜斑夕雁茶碗です。大江文象は幼少期に小寺雲洞のもとで日本画を学び、繊細な写生眼と構図感覚を磨いた後、近代陶芸の金字塔である北大路魯山人に師事して陶技と造形美の真髄を修得しました。帝展、文展、日展に通算9回入選するほか、各種展覧会で入選・入賞を重ね、1975年にはその卓越した技術が認められ愛知県指定無形文化財保持者(工芸技術「櫛目文」)に指定されました。その作品は愛知県陶磁美術館や瀬戸市などに公的収蔵・特別買上されています。当店では、伝統と絵画的素養が高次元で融合したこの格調高い作品を、抹茶を点てる茶道具としてはもちろんのこと、歳月を経て豊かなコクと琥珀色の輝きを纏った古酒や熟成日本酒を大ぶりの氷とともにじっくりと味わう至高のヴィンテージ・ロックグラス(和のフリーカップ)として世界へご提案いたします。

本作には、大江文象が最も得意とした日本画由来の彫絵(刻絵)の意匠と、長年の釉薬研究の結晶である紅霜斑釉(こうそうはんゆう)の表現が極めて高い次元で表れています。高さ約9.2cm、口径約12.0cmという手持ち感に優れた器の表面には、夕焼けの空を思わせる深みのある赤褐色に白い結晶が霜のように降りかかった独自の紅霜斑釉が施されています。その器面には、夕暮れ時の空を群れをなして飛んでいく雁の姿を描いた「夕雁(読み:ゆうかり)」の繊細な彫絵が施されています。夕雁とは、古来より日本の和歌や日本画において秋の深まりや旅情、風雅な郷愁を象徴する伝統的な情景表現であり、「ウズラの文象」と称されるほど動物・花鳥図案に長けた文象ならではの精緻な線刻が見事に映えています。見込み(器の内側)には柔らかな釉調が広がり、高台脇の無釉素地には作家自身の刻銘がしっかりと刻まれており、魯山人譲りの土の持ち味を生かした大胆かつ端正なフォルムと繊細な絵画的表現が見事な調和を見せています。

制作時期につきましては、付属の栞に記された「帝展、文展、日展等九回入選」という実績の記載、および愛知県指定無形文化財指定(1975年)の記載がまだ見られない点を手掛かりに、日展等への入選を重ねて独自の紅霜斑釉や彫絵の表現様式が熟練期を迎えていた1960年代から1974年頃に制作された真作と特定されます。作品本体には欠けや割れがなく、釉薬の発色や彫絵の保存状態も非常に良好です。蓋表に筆書きで「紅霜斑 夕雁茶の盃」と墨書され落款が捺された専用の共箱と作歴入りの栞が付属する完品の逸品です。

  • 作者: 大江 文象(おおえ ぶんしょう、1898年-1979年)
  • 作者の代表的な活動歴: [1933年] 第14回帝展初入選(以後、帝展・文展・日展等に通算9回入選)、[1972年] CBCクラブ文化賞受賞、[1975年] 愛知県指定無形文化財保持者(櫛目文)に指定 作品収蔵実績: 愛知県陶磁美術館、瀬戸市(特別永年保存作品買上)など
  • 製作年代: 1960年–1974年頃(推定)
  • 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし) 
  • 付属品: 専用共箱、栞 あり
  • 材質: 陶器(瀬戸焼・紅霜斑釉・彫絵・刻銘)
  • 寸法: 高さ 約 9.2 cm、口径 約 12.0 cm
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

低在庫:残り1個

詳細を表示する