備前焼伝統工芸士 寒風穴窯 築窯作品 小林 秀二 作 無釉焼締緋色備前酒杯 和の洋酒杯 #350
備前焼伝統工芸士 寒風穴窯 築窯作品 小林 秀二 作 無釉焼締緋色備前酒杯 和の洋酒杯 #350
昭和25年(1950年)に岡山県に生まれた備前焼伝統工芸士、小林秀二(こばやし しゅうじ)による無釉焼締の備前酒杯です。小林秀二は1973年に岡山県備前陶芸センターを修了後、栃木県益子焼をはじめとする他産地の窯元にて修業を重ね、釉薬や粘土の性質に関する深い知見と造形感覚を養いました。1996年には古代須恵器の窯跡群として名高い瀬戸内市牛窓の寒風(さぶかぜ)古窯近くに穴窯を築いて独立し、備前焼伝統工芸士として日本伝統工芸展や岡山県美術展への入選を重ねるなど高い評価を得ています。当店では、一切の釉薬を施さず薪窯の炎と土の直接作用によって仕上げられたこの作品を、日本の伝統的な酒器としてはもちろんのこと、琥珀色の古酒や熟成ウイスキーを大ぶりの氷とともに静かに味わうヴィンテージ・ロックグラス(和のフリーカップ)として世界へご提案いたします。
本作には、小林秀二が他産地での研鑽を経て確立した独自の土使いと、穴窯焼成が生み出す素朴で力強い意匠が明確に表れています。高さ約5.0cm、口径約6.5-7.0cmの手に心地よく収まるフォルムの表面には、窯内の炎の通り道によって生じた鮮やかな赤橙色の火肌(緋色)が口縁部から胴部上表にかけて濃密に現れており、器の下半分に残されたあたたかみのあるベージュから薄茶色の土味と美しいコントラストを描いています。無釉焼き締めならではの素地には微細な土粒の起伏が見られ、見込み(器の内側)には自然釉や焦げの深い風合いが広がっており、お酒を注ぐことで土肌が水分を含んでしっとりと深い色彩へ変化します。底部には作家の刻銘である「秀二」がしっかりと刻まれており、轆轤挽きの端正さと手仕事のぬくもりが高次元で融合した出来栄えを示しています。
制作時期につきましては、1996年(平成8年)に瀬戸内市牛窓の寒風にて穴窯を築いて独立し、備前焼伝統工芸士として成熟した作風を確立した1996年から2010年代頃の真作と特定されます。作品本体には欠けや割れがなく、火肌の発色や土肌の保存状態ともに非常に良好なコンディションを保っています。蓋表に作家直筆で「備前酒杯」と墨書され「秀二」の落款と朱印が捺された専用の共箱、ならびに共布が付属する完全なコンディションの逸品です。
- 作者: 小林 秀二(こばやし しゅうじ、1950年-)
- 作者の代表的な活動歴: [1973年] 岡山県備前陶芸センター修了後、益子焼等で研鑽、[1996年] 瀬戸内市牛窓町寒風にて穴窯を築き独立、[平成期] 備前焼伝統工芸士認定、日本伝統工芸展・岡山県美術展入選
- 作品収蔵実績: 地元展示施設および民間古美術・工芸コレクション等
- 製作年代: 1996年–2010年代頃 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
- 付属品: 専用共箱、共布 あり
- 材質: 陶器(備前焼・無釉焼き締め・火肌・刻銘)
- 寸法: 高さ 約 5.0 cm、口径 約 6.5–7.0 cm
- 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。
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