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日展審査員 日本現代工芸美術家協会副理事長 瀬戸焼名工 加藤 釥 作 織部泥彩筒茶碗 和のロックグラス #349

日展審査員 日本現代工芸美術家協会副理事長 瀬戸焼名工 加藤 釥 作 織部泥彩筒茶碗 和のロックグラス #349

通常価格 ¥60,000 JPY
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1927年に愛知県瀬戸市に生まれ、2001年に没した瀬戸陶壇を代表する巨匠、加藤釥(かとう しょう)による洗練された筒茶碗作品です。加藤釥は1944年に愛知県立瀬戸窯業学校を卒業後、瀬戸の高度な伝統技術と科学的な釉薬理論を融合させ、伝統的な茶陶の枠組みを超えた現代工芸の新しい造形美を確立しました。1962年および1964年の日展特選受章をはじめ、東京国立近代美術館や外務省への作品買上実績を持ち、日展審査員や日本現代工芸美術家協会副理事長などの要職を歴任して戦後の日本陶芸界を牽引しました。その作品は愛知県陶磁美術館や瀬戸市美術館、瀬戸蔵ミュージアムなどに収蔵されています。当店では、瀬戸の長い伝統とモダンな造形意識が結晶化したこの作品を、伝統的なお点前で嗜む茶器としてはもちろんのこと、歳月を経て深いコクと琥珀色の輝きを纏った古酒や熟成ウイスキーを大ぶりの氷とともに静かに味わうヴィンテージ・ロックグラス(和のフリーカップ)として世界へご提案いたします。

本作は、加藤釥が得意とし高い評価を受けた泥彩技法と伝統的な織部釉・灰釉の掛け分けが見事なコントラストを描く意匠となっています。高さ約8.0cm、口径約7.5cmの端正な筒形フォームの表面には、轆轤成形時に残された滑らかな横段(輪線)が刻まれており、手に持った際に心地よい触感をもたらします。器の上半分は土の素朴なぬくもりを感じさせる黄土色から暗褐色の繊細なグラデーションを見せ、下半分に向けては淡いエメラルドグリーンや乳青色の釉薬が層を成して掛け合わされ、裾に向けて滴り落ちる流し掛けの景観が構築されています。釉薬が波状に留まる力強い雫の造形や、高台裏の黒泥地に刻まれた作家自身の刻銘「釥」は、計算された科学的釉薬理論と土の生命感が融合した出来栄えを示しています。

制作時期につきましては、付属する作歴栞に昭和49年(1974年)の第6回日展審査員までの実績が記載されていること、および昭和50年代以降の役職記載がないことを確かな根拠として、日展審査員を務め作風が完成された1974年から1980年頃に制作された真作と特定されます。作品本体には割れや欠けがなく、釉薬の発色や質感ともに極めて良好なコンディションを保っています。蓋表に作家直筆で「筒茶碗」と墨書され落款が捺された専用の共箱、ならびに作歴記載の栞が付属する完全な状態の逸品です。

  • 作者:加藤 釥(かとう しょう、1927年-2001年)
  • 作者の代表的な活動歴:1957年 第13回日展初入選、1962年 第5回日展特選受章、1964年 第7回日展特選受章・通産大臣賞受賞、1968年 日展出品作が東京国立近代美術館に買上、1969年・1974年 日展審査員就任、1970年 日展出品作「蒼容」が外務省に買上 作品収蔵実績:東京国立近代美術館、外務省、愛知県陶磁美術館、瀬戸市美術館、瀬戸蔵ミュージアムなど
  • 作品収蔵実績:愛知県陶磁美術館、瀬戸市美術館、瀬戸蔵ミュージアム、など 
  • 製作年代:1974年–1980年頃
  • 商品状態:非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品:専用共箱、栞 あり
  • 材質:陶器(織部泥彩・刻銘) 寸法:高さ 約 8.0 cm、口径 約 7.5 cm
  • 注意:当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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