人間国宝 十三代今泉今右衛門 作 色鍋島 錦絵変り 筒型フリーカップ 一対 酒器 和のロックグラス #382
人間国宝 十三代今泉今右衛門 作 色鍋島 錦絵変り 筒型フリーカップ 一対 酒器 和のロックグラス #382
江戸時代の鍋島藩窯における赤絵屋の正統な伝統を継承し、1989年に国家指定の重要無形文化財「色鍋島」保持者(人間国宝)に認定された十三代今泉今右衛門(1926–2001)による「色鍋島 錦絵変り 湯呑」の一対(2客組)作品です。伝統的な色鍋島の格調高き美意識と現代的な造形感覚が完璧に調和した本作は、日々の茶器としてはもちろんのこと、透き通るような白磁肌に映える色鮮やかな絵付けを鑑賞しながら、大きめの氷を浮かべて琥珀色の古酒や熟成ウイスキー、本格焼酎の芳醇な味わいと香りを静かに嗜むラグジュアリーな和のロックグラス(ペア酒器)として世界へご提案いたします。
本作が「十三代今泉今右衛門」の作品である確固たる根拠は、高台裏の底銘および付属する共箱の筆跡と落款に明確に表れています。器底の高台内には、呉須を用いてひらがなで流麗に「いまいずみ」と手書きされた染付銘が施されており、これは今右衛門作品において定着した伝統的な刻印様式です。さらに、付属する専用の桐共箱の蓋裏に流麗な行草体で筆耕された「今右衛門」の墨書署名、および捺された正方形の朱印の筆致・印影は、1973年の襲名以降に十三代自身が揮毫した共箱の様式と完璧に一致しており、十三代今右衛門の手による真作であることが専門的に証明されます。
本作の細部を観察いたしますと、十三代今泉今右衛門が世界的に高い評価を獲得した色鍋島の高度な技法と洗練された意匠美が遺憾なく発揮されています。透明感あふれる上品な白磁肌の上に、染付による緻密な下絵付が施され、その上に本焼きを経て赤・緑・黄の上絵具で彩られた鮮やかな錦絵が表現されています。2客はそれぞれ異なる図柄が描かれた絵変りとなっており、1客には格式高い菊花と深みのある青緑の葉が描かれ、もう1客には茄子や瓜、唐辛子といった瑞々しい旬の野菜・果実が生命感豊かに描写されています。染付の青色部分や葉の表現には、十三代が現代色鍋島に導入し確立した吹墨や薄墨の技法を想起させる極めて繊細なグラデーションと濃淡の階調が与えられており、均一になりがちな上絵付に奥深い立体感と芸術的な品格をもたらしています。
制作時期につきましては、十三代今右衛門が名跡を襲名した1973年(昭和48年)以降であり、作風および共箱の風合い、絵付けの熟練度が最高の冴えを見せる全盛期にあたる1975年から1990年頃(1970年代半ば–1980年代末、昭和後期)の真作と特定されます。作品本体には割れや欠け、ニュウ(ヒビ)などのダメージは一切なく、磁器肌の滑らかな質感および上絵具の発色ともに非常に優れたコンディションを保っています。蓋表に「錦 絵変り湯呑」、蓋裏に「今右衛門」と墨書され落款が捺された作意を保証する専用の桐共箱が付属する完全な作品です。
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作者: 十三代 今泉 今右衛門(いまいずみ いまえもん、1926年–2001年、重要無形文化財「色鍋島」保持者・人間国宝)
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作者の代表的な活動歴: [1973年] 十三代今泉今右衛門を襲名、[1986年] 紫綬褒章を受章、[1989年] 重要無形文化財「色鍋島」保持者(人間国宝)に認定、[1998年] 日本陶磁協会賞金賞を受章、[1999年] 勲四等旭日小綬章を受章
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作品収蔵実績: 国立工芸館、東京国立博物館、佐賀県立九州陶磁文化館、愛知県立陶磁美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)、大英博物館(ロンドン) 等
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制作年代: 1975年–1990年頃(昭和後期、推定)
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商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
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付属品: 専用共箱あり(蓋表に「錦 絵変り湯呑」、蓋裏に「今右衛門」墨書・落款あり)
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材質: 磁器(有田焼・色鍋島・上絵付・吹墨薄墨効果・高台裏「いまいずみ」ひらがな銘)
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寸法: 高さ 約 8.5 cm、口径 約 7.5 cm
- 注意: 当店が提供する商品は制作時期が古いものであり、すべて中古品として掲載しています。経年による微細な風合いの変化等がある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。
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