メトロポリタン美術館収蔵作家 日本陶芸展大賞 長江 重和 作 『己丑のかたち』 青白磁蓋付酒器 和のショットグラス 2008年制作 #388
メトロポリタン美術館収蔵作家 日本陶芸展大賞 長江 重和 作 『己丑のかたち』 青白磁蓋付酒器 和のショットグラス 2008年制作 #388
メトロポリタン美術館やヴィクトリア&アルバート美術館をはじめ、世界各国の主要美術館に作品が所蔵される現代日本陶芸界のトップランナー、長江重和氏による蓋付き磁器作品「己丑のかたち」です。1953年に愛知県瀬戸市に生まれ、工業的な泥彩鋳込み技法を芸術的な磁器彫刻へと昇華させた同氏は、日本陶芸展大賞や国際陶磁器展美濃グランプリ、スイス・ニヨン国際磁器トリエンナーレグランプリなど、国内外の主要な陶芸賞を総なめにしてきました。マットな質感に削り出された絹肌のような白磁と、内側に張られた透き通る青白磁釉の鮮烈な対比を持つ本作は、本来は茶道具の香合(蓋付き容器)として制作された逸品ですが、蓋を外せば美しい立ち上がりを持つ酒器となり、静かに香りを閉じ込める蓋付き和のショットグラスとして、熟成ウイスキーや希少な古酒を贅沢に嗜む特別なライフスタイルをご提案いたします。
本作の細部を検証しますと、長江重和氏の真骨頂である熱と重力の精密な制御、そして極限まで洗練された造形美が余すところなく発揮されています。2009年の干支である己丑(うし)に着想を得て制作された本作は、蓋の上面に牛の2本角をイメージした有機的で流動的なツノ状の立体彫刻が力強く形成されています。丁寧なヤスリがけによって仕上げられた三角形の器体と外側の白磁表面は、光を柔らかく吸収する優美なマット肌を見せる一方、器の内側や蓋の凹部には澄み切った青空を思わせる濃淡豊かな青白磁釉が湛えられており、底に溜まった深い青のグラデーションが圧倒的な美しさを放ちます。底面中央には作家直筆で「己丑」の銘が青く記されており、造形物としての完成度と実用性が高次元で調和しています。
制作時期につきましては、2009年の干支である「己丑(つちのとうし)」をテーマにした干支作品であること、ならびに年始の展示発表に向けた制作サイクルに基づき、2008年に制作された作品であることが客観的に特定されます。量産を行わず、高度な型成形と多段階の手作業による研磨、焼成中の変形コントロールを経て一つひとつ生み出される長江氏の小品は、国際アート市場でも非常に高い希少価値を備えています。作品本体には欠けや割れなどのダメージはなく、白磁の質感や青白磁釉の発色ともに極めて良好なコンディションを保っています。作家自筆の墨書と落款が施された専用の共箱、包布、および栞が揃った完品です。
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作者: 長江 重和(ながえ しげかず、1953– )
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作者の代表的な活動歴: [1979年/1986年] 中日国際陶芸展 大賞、[1992年] 朝日陶芸展 グランプリ、[1997年] 第14回日本陶芸展 大賞・桂宮賜杯、[1998年] 第5回国際陶磁器展美濃 グランプリ、第5回スイス・ニヨン国際磁器トリエンナーレ グランプリ(ポワソン・ドール賞)、[2004年] 愛知県芸術文化選奨 文化賞受賞
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作品収蔵実績: メトロポリタン美術館、ヴィクトリア&アルバート美術館、ロサンゼルス郡立美術館、国立セーブル陶芸美術館、アリアナ美術館、オーストラリア国立美術館、滋賀県立陶芸の森、愛知県陶磁美術館、岐阜県現代陶芸美術館 他多数
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制作年代: 2008年 制作
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商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
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付属品: 専用共箱、包布、栞 あり
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材質: 磁器(青白磁釉・マット白磁)
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寸法: 高さ 約 8.3 cm、幅 約 8.0 cm
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