坂田甚内氏に師事 加守田章二氏の指導を受けた益子焼 日本工芸会正会員 矢内 齊 作 刻文彩泥象嵌 茶盌 抹茶碗 酒器 和のロックグラス #391
坂田甚内氏に師事 加守田章二氏の指導を受けた益子焼 日本工芸会正会員 矢内 齊 作 刻文彩泥象嵌 茶盌 抹茶碗 酒器 和のロックグラス #391
京都の京焼「和楽」での修業および京都府立陶磁器訓練校を経て、加守田章二氏の直弟子である坂田甚内氏に師事し、1976年には岩手県遠野市の工房にて加守田章二氏本人からも直接指導を受けた益子焼の気鋭、日本工芸会正会員・矢内齊氏(1948-)による「刻文彩泥象嵌(こくぶんさいでいぞうがん)」の茶盌作品です。京都で培った精密なロクロ技術と伝統技法の基礎の上に、師である坂田甚内氏からの学びや加守田章二氏からの指導によって培われた造形美学が結実しています。元来は格式高い抹茶碗として造形された本作ですが、当店では一服の茶を嗜む茶器としてはもちろんのこと、深遠な見込みと手作業による重厚な質感を活かし、大きめの氷を浮かべて琥珀色の古酒や熟成ウイスキー、本格焼酎を静かに嗜むラグジュアリーな和のロックグラス(酒器)としても世界へご提案いたします。
本作の細部を鑑賞いたしますと、師である坂田甚内氏の技法や加守田章二氏からの指導の教えを感じさせる彫刻的な刻文と鮮烈な彩泥象嵌の巧技が明確に現れています。粗い砂粒を含んだ炭化焼き締め調の重厚なグレー素地に対し、一方の側面には深みと光沢をたたえた鮮やかなコバルトブルー(瑠璃彩泥)の半月状・三日月状の彫文が立体的に重なり合って刻み込まれ、もう一方の側面には美しい対比をなすように白泥(白化粧)による同系統の重なり彫文が施されています。青と白という対比的な色彩が幾何学的かつ流動的な波状のモチーフとして素地に深く刻まれており、手仕事による極めて高い精度と立体的な造形存在感を生み出しています。器の内側(見込み)全域には刷毛目状の柔らかな白化粧仕上げが施されており、注がれた酒や茶の色彩を引き立てる実用性と鑑賞性を兼ね備えています。高台脇の底面には作家自身の手による「齊」の刻印銘が明瞭に刻み込まれており、作意と真作であることを物語っています。
制作時期につきましては、1980年代から1990年代初頭にかけて日本伝統工芸展や中日国際陶芸展に入選を重ね、日本工芸会正会員として「刻文と彩泥象嵌」の技法を独自の表現へと昇華させた全盛期にあたる1985年から1995年頃(1980年代半ば–1990年代前半)の真作と特定されます。高度な造形美学が最高の冴えを見せる時期の作品であり、非常に高い芸術的価値を有しています。作品本体には割れや欠けなどのダメージはなく、彩泥の発色および素地の力強い質感ともに非常に優れたコンディションを保っています。蓋裏に「矢内齊」と墨書され朱印が捺された専用桐共箱、落款入りの専用共布、および陶歴が記された栞が付属する完全なコンディションの逸品です。
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作者: 矢内 齊(やない さい、1948- )
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作者の代表的な活動歴: [1972年] 京焼「和楽」にて修業、[1974年] 京都府立陶磁器訓練校修了・坂田甚内氏に師事、[1976年] 加守田章二氏より岩手県遠野市の工房にて指導を受ける、[1977年] 栃木県益子町に築窯独立、[1979年] 日本陶芸展初入選、[1982年] 日本伝統工芸展初入選(以降多数入選)、[1986年] 中日国際陶芸展初入選
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作品収蔵実績・公認資格: 日本工芸会正会員(日本伝統工芸展、日本陶芸展、中日国際陶芸展、北関東美術展、伝統工芸武蔵野展 入選多数)
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制作年代: 1985年–1995年頃(推定)
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商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
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付属品: 専用共箱、共布、栞 あり
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材質: 陶器(益子焼・刻文彩泥象嵌・茶盌・刻印あり)
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寸法: 高さ 約 8.2 cm、口径 約 10.3 cm
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