商品情報にスキップ
1 49

瀬戸 斧吉四代目 加藤 恭博 作 油滴天目茶碗 抹茶碗 酒器 和のロックグラス #396

瀬戸 斧吉四代目 加藤 恭博 作 油滴天目茶碗 抹茶碗 酒器 和のロックグラス #396

通常価格 ¥50,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥50,000 JPY
セール 売り切れ
配送料はチェックアウト時に計算されます。

愛知県瀬戸市の伝統窯・二代目加藤斧吉氏の初孫(四代目)として生まれ、1944年に愛知県立瀬戸窯業高等学校を卒業後、祖父のもとで瀬戸染付などの伝統技法を学び取った陶芸作家、加藤恭博氏(1926-)による「油滴天目茶碗」です。1971年の北海道江別市公民館での防音陶壁制作や1976年の神奈川県横浜市遊歩道での絵タイル制作など大型パブリックアートの技術開発を手掛け、1985年からは明治生命陶芸教室講師として長年指導を行った同氏は、1994年に石川県和倉温泉「加賀屋」にて皇太子・皇太子妃(現・天皇皇后両陛下)ご使用の器一式を制作したことを契機に、油滴釉および金結晶釉の本格的な研究へと着手しました。元来は格調高い天目形の茶器として造形された本作ですが、当店では一服の茶を嗜む抹茶碗としてはもちろんのこと、絶妙な深みと美しいすり鉢状の立ち上がりを活かし、大きめの氷を浮かべて琥珀色の古酒や熟成ウイスキー、本格焼酎を静かに注ぎ、銀色の油滴斑が織りなす幻想的な輝きとともに味わうラグジュアリーな和のロックグラス(酒器)としても世界へご提案いたします。

本作の細部を鑑賞いたしますと、1994年以降に加藤恭博氏が到達した油滴釉研究の高度な制御技術が余すところなく表れています。すっぽん口の引き締まった天目形の造形美に沿って、漆黒から深みのある褐色を呈する素地全域に、銀色および白銀色に眩く輝く微細な油滴斑(結晶斑)が高密度かつ立体的に析出しています。器の外側から見込み(内側)に至るまで隙間なく広がるこの結晶斑は、窯内部における高温焼成と冷却プロセスの緻密な温度管理によってのみ現れる極めて技術的難易度の高い景色であり、光を不規則に反射してまるで夜空に煌めく星雲のような美彩を放ちます。液体を注ぎ入れると、見込み中央に集光された銀色の油滴斑が揺らめき、注がれた酒や茶に神秘的な深みと贅沢な佇まいを与えます。高台脇は素朴な赤褐色の素地肌が露胎となって現れており、そこには作家自身の確かな手による「恭」の刻印銘が明瞭に刻まれています。

制作時期につきましては、付属の栞に記された「1994年の和倉温泉加賀屋における皇太子・皇太子妃ご使用の器一式制作を機に油滴釉の本格研究へ着手した」という明確な履歴に基づき、1994年以降(1990年代半ば–2000年代頃)に作陶された真作と特定されます。窯内での高度な温度コントロールを要するため一点ごとの完成度にばらつきが生じやすい油滴天目において、本作は斑文の発色・密度ともに極めて高い完成度を誇る逸品です。作品本体には割れや欠けなどのダメージはなく、油滴斑の輝きや素地の状態ともに大変優れたコンディションを保っています。箱蓋表に「油滴天目茶碗」、左下に「恭博作」と墨書され朱印が捺された専用の桐共箱が付属する完全なコンディションの作品です。

  • 作者: 加藤 恭博(かとう やすひろ、1926- )
  • 作者の代表的な活動歴: [1944年] 愛知県立瀬戸窯業高等学校卒業後、二代目加藤斧吉のもとで技法を修得、[1971年] 北海道江別市公民館に防音陶壁を制作、[1976年] 神奈川県横浜市遊歩道に絵タイルを制作、[1985年] 明治生命陶芸教室講師に就任、[1994年] 愛知県瀬戸市瀬戸河川敷「ふれあいの大陶壁」を制作、[1994年] 石川県和倉温泉加賀屋にて皇太子・皇太子妃ご使用の器一式を制作(以降、油滴釉・金結晶釉の研究を開始)
  • 作品収蔵・制作実績: 北海道江別市公民館、神奈川県横浜市遊歩道、愛知県瀬戸市瀬戸河川敷、石川県和倉温泉加賀屋(皇太子・皇太子妃ご使用器)
  • 制作時期: 1994年以降(1990年代半ば–2000年代頃、推定)
  • 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品: 専用共箱、栞 あり
  • 材質: 陶器(瀬戸焼・油滴天目・刻印あり)
  • 寸法: 高さ 約 6.6 cm、口径 約 12.3 cm
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

低在庫:残り1個

詳細を表示する