日本伝統工芸会正会員 二代 桶谷定一 作 貴人点ち(きにんだて)白天目茶碗 抹茶碗 酒器 アイスボウル 京焼清水焼 #408
日本伝統工芸会正会員 二代 桶谷定一 作 貴人点ち(きにんだて)白天目茶碗 抹茶碗 酒器 アイスボウル 京焼清水焼 #408
京焼・清水焼の伝統を継ぐ名工であり、日本伝統工芸近畿展で十回の受賞や日本伝統工芸展入選を誇る二代桶谷定一氏による白天目茶碗です。1935年に京都東山の窯業地に生まれ、1955年に京都府立伏見高校陶磁器科を卒業後、帝展や日展で活躍した父・初代桶谷定一氏に師事し、高度な天目釉の製陶技法を修得しました。中国宋代に由来する天目釉の研究において第一人者となった同氏が手掛けた本作は、格調高い茶道具としての抹茶碗はもちろんのこと、琥珀色の古酒や熟成ウイスキーを注ぐラグジュアリーな酒器、あるいはクラッシュアイスを満たす和のアイスボウル(氷鉢)として世界へご提案いたします。
一般的に天目作品といえば、黒鉄釉による漆黒の地に油滴や禾目の結晶が浮かび上がる黒天目が想像されますが、本作のような白天目は室町時代より将軍家や高貴な人物へお茶を献ずる貴人点ちのためにのみ用いられた、極めて特別で高貴な歴史を持つ意匠です。黒天目が夜空や自然の微細な窯変美を映し出すのに対し、白天目は高潔さと無垢な気品を象徴します。本作の細部を検分いたしますと、天目特有のすっぽん口と呼ばれる口縁の微細なくびれと、外側面に施された柔らかな縦の陰影が、白磁を思わせる絹肌のような乳白色の釉薬と見事に調和しています。光の当たり方によって静かな陰影のグラデーションが立ち現れ、注がれた古酒の深い琥珀色や氷の透明感をこれ以上なく鮮烈に引き立てる構造となっています。
制作時期につきましては、1955年の作陶開始を経て、日本伝統工芸近畿展での連続受賞や日本伝統工芸展入選を果たし、天目釉の再現・研究が最高度の成熟期に達していた1980年代から1990年代頃(昭和50年代末–平成初期)の制作と特定できます。高台内には二代桶谷定一の作であることを示す刻銘が刻まれており、完成度の高い白天目の釉調と相まって貴重な工芸的価値を備えています。作品本体には割れや欠けなどのダメージはなく、乳白色の釉肌や高台の素地の風合いともに大変優れたコンディションを保っています。
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作者: 桶谷 定一(おけたに ていいち、1935– )
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作者の代表的な活動歴: [1955年] 京都府立伏見高校陶磁器科卒業後、初代桶谷定一に師事、[1970年–1990年] 日本伝統工芸近畿展にて10回受賞、日本伝統工芸展3回入選、日本工芸会正会員に認定
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作品収蔵実績: 公立美術館での常設収蔵記録は限定的だが、茶道各流派の稽古・本席用茶道具として広く親しまれ、古美術・茶道具市場で高い信頼を獲得
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制作年代: 1980年–1990年頃(昭和50年代末–平成初期、推定)
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商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
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付属品: なし(本体のみ)
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材質: 陶器(京焼・白天目釉)
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寸法: 高さ 約 6.8 cm、幅 約 12.8 cm、口径 約 12.5 cm
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