昭和現代陶芸の巨匠 加守田章二の遺志を継ぐ 加守田窯 加守田 太郎 作 象嵌泥彩酒盃 ぐい呑 酒器 和のショットグラス #428
昭和現代陶芸の巨匠 加守田章二の遺志を継ぐ 加守田窯 加守田 太郎 作 象嵌泥彩酒盃 ぐい呑 酒器 和のショットグラス #428
昭和の現代陶芸界に革命を起こし鬼才と評された巨匠、加守田章二氏(かもだ しょうじ、1933-1983)の長男として1963年に生まれ、1983年の父の早世を機に益子へ帰郷して加守田窯を継承した陶芸家、加守田太郎氏(かもだ たろう、1963– )による象嵌泥彩酒盃です。父が遺した工房と作陶の精神を受け継ぎながら、ろくろを使わない手ひねり成形と独自の幾何学象嵌技法を昇華させた同氏は、1986年の青山グリーンギャラリーでの初個展を皮切りに全国の有名工芸ギャラリーで作品を発表し、加守田窯の正統な継承者として高い評価を獲得しました。手のひらにすっぽりと収まる温かみのあるフォルムと、ザラつきのある力強い土肌にシャープな象嵌文様が映える格調高い表情を持つ本作は、伝統的なぐい呑としての用途にとどまらず、豊かな香りを凝縮させる絶妙な立ち上がりを生かし、高品質な古酒や熟成ウイスキー、テキーラなどをストレートで愉しむラグジュアリーな和のショットグラス(酒器)として世界へご提案いたします。
本作の細部を検分いたしますと、加守田太郎氏の真骨頂である「手ひねり」の柔らかな造形と、加守田窯の代名詞である「象嵌・泥彩」の緻密な装飾技法が見事に融合しています。粗い砂粒を含んだダークトーンの荒々しい泥彩素地は、手ひねりならではのわずかな揺らぎと心地よい重量感をもたらしています。側面には手作業で削り込まれた刻文に釉薬を象嵌した流線型の幾何学模様が配され、素朴な土肌との間に鮮烈なコントラストを生み出しています。見込み(内底)には白化粧と淡い灰釉が施され、微細な貫入や縮れが深みのある表情を描き出しています。さらに底面の高台内には、加守田太郎氏および加守田窯の象徴である四角枠の幾何学象嵌銘が明瞭に刻まれています。
制作時期につきましては、1983年に父の工房へ戻り1985年に加守田窯を正式に継承した後、1986年の初個展を経て手ひねりによる丸みと幾何学象嵌のスタイルを確立・成熟させた1986年から1995年頃(昭和61年–平成初期)に制作された作品であると推定します。大量生産を行わず、一つひとつを手ひねりと手彫りで丁寧に仕上げる作風ゆえに年間生産数は極めて限定されており、コレクション価値の高い一品です。作品本体には割れや欠けなどのダメージはなく、泥彩の質感や象嵌の発色ともに大変良好なコンディションを保っています。箱蓋裏に自筆で盃と墨書され朱印が捺された専用の共箱が付属する完品です。
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作者: 加守田 太郎(かもだ たろう、1963– )
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作者の代表的な活動歴: [1983年] 父の早世を受け益子へ帰郷、[1985年] 加守田窯を継承、[1986年] 青山グリーンギャラリーにて初個展を開催後、全国の工芸ギャラリーにて個展多数開催
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作品収蔵実績: 公立美術館での常設収蔵は行わず、全国の著名工芸ギャラリーや個展を中心に作品を発表
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制作年代: 1986年–1995年頃(昭和61年–平成初期、推定)
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商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
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付属品: 専用共箱あり
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材質: 陶器(益子焼・象嵌・泥彩)
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寸法: 高さ 約 3.7 cm、口径 約 7.2 cm
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