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日本現代ガラス工芸の父 巨匠 岩田 藤七 作 硝子あみ手花生 玻璃網手花玉器 フルーツバスケット キャンドルホルダー #433

日本現代ガラス工芸の父 巨匠 岩田 藤七 作 硝子あみ手花生 玻璃網手花玉器 フルーツバスケット キャンドルホルダー #433

通常価格 ¥60,000 JPY
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日本の現代ガラス工芸を「美術工芸」の領域へ高め、日本現代ガラス工芸の父と称される巨匠、岩田藤七氏(1893–1980)の手による名品「硝子あみ手花生」です。1893年東京都日本橋に生まれ、白馬会洋画研究所や東京美術学校で金工、漆芸、洋画、彫刻を修めた同氏は、金工や絵画で培った造形感覚を背景にガラスの世界へ転身しました。宙吹きをはじめとする自由な造形技法を開拓し、帝展での連続特選受賞やパリ万博銀賞、日本芸術院賞、毎日芸術賞受賞、文化功労者選出、勲二等瑞宝章受章など数々の金字塔を打ち立てた岩田藤七氏が手掛けた本作は、本来は花瓶(花生)として仕立てられた逸品ですが、光を優美に透過する網状の構造は、古酒の傍らに彩りを添える高級フルーツバスケットや、内部に灯りを灯して複雑な光影の影絵を楽しむラグジュアリーなキャンドルホルダー(燭台)として世界へご提案いたします。

本作の細部を検分いたしますと、岩田藤七氏が長年の研究の末に確立した「熱間接合あみ手技法」の卓越した熟練度が余すところなく表れています。約1200度から1300度の高温下で溶融した透明ガラスの棒状素地を手作業で立体的に交差させ、冷えて固まる直前の一瞬の呼吸と手さばきで格子状に溶着・成形していくこの技法は、極めて高い職人的直感と迅速な温度制御を要します。型を一切使わずに生み出された本器は、ガラス紐が幾重にも波打ち絡み合うことで生まれる有機的なオープンワーク構造を持ち、口縁部の柔らかな曲線の立ち上がりと、底部に据えられた分厚い透明ガラスの台座が見事な調和を見せています。無色透明なガラス素地自体が持つ澄んだ屈折光が、格子状の接合部や重なり合った曲面に複雑に反射し、注がれた光を複雑に増幅させる構造となっています。

制作時期につきましては、1930年代の試作期を経て、岩田氏の宙吹き・あみ手技法が芸術的成熟の頂点に達し、文化功労者選出(1970年)前後において精力的に創作花器を手掛けた1965年から1975年頃(昭和40年代–昭和50年代前半)の制作と特定できます。共箱の蓋裏には作者自筆による「岩田藤七 造」の墨書と朱印が明記されており、作家の成熟期を代表する貴重な工芸的価値を裏付けています。作品本体には割れや欠けなどのダメージはなく、透明度の高いガラス素地や接合部の質感が極めて優れたコンディションを保っています。作家直筆の箱書が施された専用の共箱が付属する完品です。

  • 作者: 岩田 藤七(いわた とうしち、1893–1980)
  • 作者の代表的な活動歴: [1928年–1930年] 第9回–11回帝展にて3回連続特選受賞、[1937年] パリ万国工芸展 銀賞受賞、[1951年] 日本芸術院賞受賞、[1954年] 日本芸術院会員に就任、[1958年] ブリュッセル万国博覧会 グランプリ受賞、[1969年] 毎日芸術賞受賞、[1970年] 文化功労者に選出、[1980年] 勲二等瑞宝章受章
  • 作品収蔵実績: 東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、北海道立近代美術館、富山市ガラス美術館、町田市立博物館、栃木県立美術館、神奈川県立近代美術館、メトロポリタン美術館(ニューヨーク) 他多数
  • 制作年代: 1965年–1975年頃(推定)
  • 商品状態: 良い(欠けなし、割れなし、経年のスレあり、箱の汚れあり)
  • 付属品: 専用共箱 あり
  • 材質: ガラス(宙吹き・熱間接合あみ手構造)
  • 寸法: 高さ 約 13.0 cm、幅 約 12.5–15.0 cm(楕円形)
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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