人間国宝 濱田 庄司 直弟子 明石 庄作 作 筒描塩釉湯呑 和のロックグラス 古酒用酒器 #460
人間国宝 濱田 庄司 直弟子 明石 庄作 作 筒描塩釉湯呑 和のロックグラス 古酒用酒器 #460
人間国宝の濱田庄司およびその長男である濱田晋作の両氏に師事し、民藝陶芸の聖地である濱田窯にて20年間にわたり筆頭弟子格として極めて厳しい修業を重ねた実力派陶芸家、明石庄作(あかし しょうさく、1946年生)によるイッチン(筒描)加飾の湯呑です。1981年に益子町道祖土へ築窯し独立した明石氏は、国展工芸部新人賞の受賞や日本民藝館展への入選を重ね、1993年には芸術文化関係者として総理大臣官邸に招待されるなど高い公的評価を獲得しました。付属する専用桐共箱の蓋裏には「湯呑」の自筆墨書と「庄作」の落款、朱印が施されており、同封された栞の最終年譜が1998年の栃木県文化奨励賞受賞および益子陶芸展入選となっていることから、濱田窯伝承のロクロ技術と独自の筒描技法が完全に結実した1990年代後半(平成10年前後)に制作された真作と特定されます。
本作品の意匠を細部まで分析すると、20年の修業で培われた寸分の狂いもないロクロ成形と、明石氏の代名詞である筒描(イッチン)による立体的な点描・流し線文様が見事に表現されています。器体表面には、泥釉を筒から押し出して描くイッチン技法により、伸びやかな草芒を思わせる流麗な縦線と、露や水滴のように立体的に立ち上がる丸い点文(ドット文)が施されています。塩釉(あるいは灰釉)焼成特有のしっとりとした質感を纏った外観は、見込みから口縁部にかけて淡い灰緑色(オリーブグリーン)から生成り色への美しいグラデーションを見せ、釉薬の微細な貫入が奥深い陰影を醸し出しています。高台から高台脇にかけてはあえて釉薬をかけず、益子特有の素朴で温かみのある素地肌(露胎)を残しており、高台脇の素地には明石氏の作品であることを証する刻印が明瞭に捺されています。
高さ約8.0cm、口径約8.2cmという手になじむ重厚で収まりの良い寸法を持つ本作品を、当店では現代の上質なライフスタイルや洋酒文化に合わせ、大ぶりのロックアイスを浮かべてヴィンテージウイスキーや古酒、熟成日本酒、あるいはプレミアムスピリッツを愉しむための格調高い「和のロックグラス(和の酒器)」としてご提案いたします。筒描による立体的な点文と流し線が描く手触りの心地よさと、注がれた琥珀色の酒液が器内の淡いオリーブグリーンの釉調に美しく映える視覚的効果は、特別な晩酌の時間を格段に深めます。益子民藝の正統な技術と現代的な造形感覚が融合した名品であり、鑑賞と実用の双方で日本の工芸美の神髄を堪能できる逸品です。
- 作者: 明石 庄作(あかし しょうさく、1946年 - )
- 作者の代表的な活動歴: 1962年故・濱田庄司および濱田晋作に入門し濱田窯で20年修業。1981年益子町道祖土に築窯独立。日本民藝館展入選、1987年国展工芸部新人賞受賞、1993年総理官邸に招待される、1996年国画会会友、1998年栃木県文化奨励賞受賞。
- 作品収蔵・展示実績: 日本民藝館展出品・入選、益子陶芸美術館展示など
- 制作年代: 1990年代後半(平成10年前後)
- 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
- 付属品: 専用桐共箱(蓋裏に「湯呑」自筆墨書・「庄作」落款・朱印あり)、栞あり
- 材質: 陶器(益子土・塩釉/灰釉・筒描白泥加飾)
- 寸法: 高さ 約 8.0 cm、口径 約 8.2 cm
- 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。
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