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日展会友 日展20回入選 日本新工芸家連盟会員 瀬戸焼 福海窯 水野 鉐一 作 平成5年 歌会始御題「空」 茶碗 共箱 和のロックグラス #501

日展会友 日展20回入選 日本新工芸家連盟会員 瀬戸焼 福海窯 水野 鉐一 作 平成5年 歌会始御題「空」 茶碗 共箱 和のロックグラス #501

通常価格 ¥55,000 JPY
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瀬戸の陶芸家、水野鉐一(みずの せきかず、1936年生まれ)氏の茶碗です。共箱の蓋表には「御題 空 茶盌」と書かれ、作者の署名と朱印があります。蓋裏には「空」「敕題」「平成五年」などの墨書があり、高台脇には刻銘があります。宮内庁が公表している歌会始のお題の一覧では、平成5年(1993年)のお題は「空」であり、本作はこのお題にちなんで作られた御題茶碗です。当店では、抹茶碗としてはもちろん、大きめの氷でオールドボトルのウイスキーや長く熟成させた古酒をゆっくり味わう、和のロックグラスとしてご提案します。幅約13.7cmの広い口には大きめの丸氷も収まり、淡い色の見込みがお酒の琥珀色を映します。

水野鉐一氏は、瀬戸陶芸協会が刊行した『人と作品』(1987年版、1991年版)に、福海窯の作家として掲載されています。日本新工芸家連盟が1993年に刊行した『新工芸の美と心』の名簿には昭和11年(1936年)生まれとして記載され、同連盟が主催する第8回日本新工芸展(1986年)の図録の名簿にも、陶芸の作家として名前があります。『美術の窓』1999年3月号の作家紹介には、日展に20回入選し日展会友であること、日本新工芸展で審査員を2回務め2回受賞したこと、朝日陶芸展で2回受賞したこと、日本新工芸家連盟の会員であることが記されています。

作品については、日本陶磁協会の機関誌『陶説』1984年9月号に練込の茶碗が掲載され、『月刊美術』1979年1月号の展覧会評では練込の鉢が取り上げられています。練込は、色の違う土を練り合わせたり積み重ねたりして文様をつくる技法で、愛知県の公式観光サイトは、瀬戸市の指定無形文化財にもなっている技法として紹介しています。文化庁の文化遺産オンラインは、同じく色の異なる土を練り合わせて模様を表す練上手の人間国宝、松井康成氏の作品解説で、作者が制作の過程で割れないよう、色が異なっても同じ性質を持つ土を工夫したことを伝えています。なお、本作は練込ではなく、白と黄緑の釉を掛け分けた作品です。

歌会始は、毎年1月に宮中で行われる歌会です。宮内庁によれば、人々が共通の題で歌を詠み、その歌を披講する「歌会」の伝統を受け継ぐもので、明治7年(1874年)からは一般の人々の詠進も認められています。宮内庁の一覧では、昭和22年以降に「空」の一字がお題となったのは平成5年だけです(昭和26年のお題は「朝空」)。箱の「御題」「敕題」は、この歌会始のお題を指します。茶の湯とのかかわりでは、表千家不審菴の公式サイトが、正月の初釜について、その年の特徴を出すために干支や勅題に関係のある道具も蔵から出されると紹介しています。

本作は、口が広く、腰に向かってすぼまる形の茶碗です。口縁はゆるやかに起伏し、胴には横方向の轆轤目と、ところどころにくぼみがあります。器全体には淡い桃色を帯びた白い釉が掛かり、細かな貫入が入っています。胴の一方には、口縁から高台の近くまで逆三角形に黄緑色の釉が掛けられ、釉は縦に流れて筋をつくり、その中に三日月形の線刻があります。黄緑色の釉は同じ側の内側の口縁にも掛かり、白い釉との境には白く泡立ったような釉の表情が見られます。反対側の胴には円く盛り上がった部分があり、その周りを円い線が囲んでいます。見込みには渦を描く轆轤目が残り、高台まわりには赤みのある土の色がのぞいています。

制作年代は、蓋裏の「平成五年」の墨書と、平成5年の歌会始のお題が「空」であることから、1993年(平成5年)頃です。

貫入のある器は、お酒や茶がしみ込みやすいため、ご使用前にしばらく水またはぬるま湯に浸しておくことをおすすめします。使用後はよく洗い、十分に乾かしてください。

  • 作者:水野 鉐一(みずの せきかず、1936年生まれ)/福海窯(愛知県瀬戸市)。没年は公的な資料で確認できませんでした
  • 作者の代表的な活動歴:[1986年] 第8回日本新工芸展の図録の名簿に陶芸の作家として掲載、[1987年・1991年] 瀬戸陶芸協会『人と作品』に福海窯の作家として掲載、[1993年] 日本新工芸家連盟『新工芸の美と心』の名簿に掲載、[1999年時点] 日展入選20回、日展会友、日本新工芸展 審査員2回・受賞2回、朝日陶芸展 受賞2回、日本新工芸家連盟会員(『美術の窓』1999年3月号の作家紹介による)
  • 作品収蔵実績:美術館・博物館などの公的な収蔵記録は確認できませんでした
  • 制作年代:1993年(平成5年)頃(蓋裏の「平成五年」の墨書と、宮内庁が公表している平成5年の歌会始のお題「空」による)
  • 商品状態:良好(口縁の1か所、円く盛り上がった部分の真上に、縦に入った短い線がありますが、ひびではありません。高台の畳付まわりに、ほぼ等間隔に金色の箇所が3か所ありますが、補修ではありません。全体に貫入、鉄粉、小さなピンホールがあります。画像でご確認ください)
  • 付属品:共箱(蓋表に「御題 空 茶盌」の墨書と作者の署名・朱印、蓋裏に「空」「敕題」「平成五年」などの墨書。真田紐付き)、黄色の布
  • 材質:陶器(白色の釉・黄緑色の釉、線刻)
  • 寸法:幅 約 13.7 cm、高さ 約 8.7 cm
  • 注意:当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。
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作家の系譜と関連情報

水野鉐一氏(1936–)

師弟・家族の関係は、当店の商品説明とその資料に記載のある範囲で掲載しています。生没年は確認できたもののみ記載しています。