有田焼 南山窯 陶器とガラスの融合 馬上盃ペアセット #76

このグラスセットは、日本磁器の伝統を受け継ぐ有田焼の窯元、『南山窯』が手掛けた陶器とガラスの融合作品です。日本の伝統美と現代的な華やかさが一体となった特別な馬上盃です。

グラスの台座と短いステム部分は、鮮やかな青と赤の陶器で構成されており、有田焼ならではのきめ細かな白磁の肌の上に色彩が深く焼き付けられています。この鮮やかな台座には、金彩の技法を用いて金箔が躍動的な飛沫模様として散りばめられ、豪華な輝きを放ちます。また、台座の底には、南山窯の銘と共に、縁起の良い金色のモチーフが控えめに描かれています。ボウル部分には透明度の高いクリスタルガラスが使われ、陶器の台座に精巧に接合されています。この異素材の組み合わせが、見た目の美しさと安定性を両立させています。

この馬上盃は、馬上で酒を飲む際に使われたという伝統的な形状を踏襲しており、手に取った際に安定感があります。赤と青の鮮やかなコントラストは、食卓に格調高い彩りをもたらします。お酒を注ぐと、グラスの透明な輝きを通して、台座の金彩が複雑に反射し、至福のひとときを演出します。

この作品は、南山窯が伝統的な磁器の枠を超えて、現代のライフスタイルに合わせた工芸の美を追求した結晶であり、コレクションとしてはもちろん、お祝いの贈答品としても最適な逸品です。

• 制作元：南山窯
• 制作年代：1990年代（推定）
• 状態：非常に良い（欠けなし、割れなし）
• 付属品：専用木箱
• 材質：陶器（九谷焼、焼物）　
• 寸法：高さ約10cm、口径約5cm
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