民藝の巨匠・河井寛次郎筆頭弟子 京都五条坂 鐘渓窯 河井 武一 作 海氣釉鉢 海鼠釉大鉢 アイスボウル フルーツバスケット #273
民藝の巨匠・河井寛次郎筆頭弟子 京都五条坂 鐘渓窯 河井 武一 作 海氣釉鉢 海鼠釉大鉢 アイスボウル フルーツバスケット #273
民藝運動の巨匠・河井寛次郎の甥であり、1927年から1966年までの約40年間にわたって京都・五条坂の鐘渓窯にて寛次郎の筆頭弟子および右腕として工房の成形を支え続けた陶芸家、河井武一(かわい たけいち、1908年-1989年)による「海氣釉鉢(海鼠釉大鉢)」作品です。1935年には来日した英国の陶芸家バーナード・リーチの助手を務め、寛次郎の逝去後は独立して全国の髙島屋等で個展を中心に作品を発表しました。本作品の制作時期は、寛次郎の没後に自名作品としての制作活動を本格化させ、共箱の蓋裏に「海氣釉鉢 武一」と自筆署名および落款を施すようになった1970年代から1980年代前半(昭和40年代後半から昭和50年代)の熟達期に制作された真作と特定されます。官展や賞取りを目的とせず民藝の「用の美」を追求した武一の作品は、アサヒグループ大山崎山荘美術館、足立美術館、出雲民藝館などに収蔵されています。
本作の共箱に「海氣釉(かいきゆう)」と記されている通り、河井工房が誇る伝統の海鼠釉(コバルトや藁灰を用いた青白く乳濁する釉薬)がふんだんに用いられています。黒褐色を帯びた重厚な地釉の上から、波が泡立つような青白色の流し掛けが施されており、粘性の高い釉薬が窯の中で熔解・流動する過程で生まれた微細な結晶や斑紋が、神秘的な深海を思わせる美しいグラデーションを描き出しています。腰から胴にかけて丸みを帯びて豊かに張った大振りのフォルムは、武一の真骨頂である骨太で力強いろくろ技術によるものです。胴下部から高台際にかけては釉薬が重く垂れ落ちて留まる迫力ある景色を形成しており、無釉の露胎となった高台周辺には鉄分を含んだ素地の力強い土味が露出しています。内側の見込みにも乳白青色の釉薬が深く溜まり、器全体に深い奥行きと豊かな質感を与えています。
高さ約12.4cm、幅約19.5cmから20.0cmという存在感のある寸法と深さを持つ本器を、当店では現代のライフスタイルに合わせ、古酒やプレミアムウイスキーを楽しむための格調高い大型アイスボウル(氷入れ)、あるいは卓上を彩るフルーツバスケットや大鉢としてご提案いたします。深みのある海鼠釉の青白さと黒褐色のコントラストは、入れられた氷や色鮮やかな果物を美しく引き立て、贅沢な晩酌やパーティーの場に洗練された和の工芸美をもたらします。民藝の思想と河井工房の技術が結実した真作であり、視覚と触覚の双方で日本の伝統陶芸の神髄を堪能できる逸品です。
- 作者: 河井 武一(かわい たけいち、1908年-1989年)
- 作者の代表的な活動歴: 1927年より叔父・河井寛次郎に師事し筆頭弟子として鐘渓窯を支える。1935年バーナード・リーチの助手を務める。寛次郎逝去後に独立し個展を中心に発表。
- 作品収蔵実績: アサヒグループ大山崎山荘美術館、足立美術館、出雲民藝館など
- 制作年代: 1970年代〜1980年代前半(昭和40年代後半〜昭和50年代)
- 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
- 付属品: 専用共箱(蓋裏に「海氣釉鉢 武一」墨書・落款あり)
- 材質: 陶器(海鼠釉・海氣釉)
- 寸法: 高さ 約 12.4 cm、幅 約 19.5 - 20.0 cm
- 注意: 当店が提供する商品は生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。経年による変化についてご理解の上で購入をご検討ください。
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