日展審査員 日本現代工芸美術家協会副理事長 瀬戸焼名工 加藤 釥 作 織部泥彩ぐい呑み 和のショットグラス 一対 #336
日展審査員 日本現代工芸美術家協会副理事長 瀬戸焼名工 加藤 釥 作 織部泥彩ぐい呑み 和のショットグラス 一対 #336
1927年に愛知県瀬戸市に生まれ、2001年に没した瀬戸陶壇を代表する巨匠、加藤釥(かとう しょう)による洗練された織部泥彩ぐい呑みの一対作品です。加藤釥は1944年に愛知県立瀬戸窯業学校を卒業後、瀬戸の高度な伝統技術と科学的な釉薬理論を融合させ、伝統的な茶陶の枠組みを超えた現代工芸の新しい造形美を確立しました。1962年および1964年の日展特選受章をはじめ、1968年には作品が東京国立近代美術館に買上され、1970年には外務省買上となるなど目覚ましい実績を残し、日展審査員や日本現代工芸美術家協会副理事長などの要職を歴任して戦後の日本陶芸界を牽引しました。その作品は愛知県陶磁美術館や瀬戸市美術館、瀬戸蔵ミュージアムなどに公的収蔵されています。当店では、瀬戸の長い伝統とモダンな造形意識が結晶化したこの作品を、伝統的な盃としてはもちろんのこと、琥珀色の古酒や熟成ウイスキーの濃密な味わいを愉しむヴィンテージ・ショットグラス(和のショットグラスペア)として世界へご提案いたします。
本作には、加藤釥が得意とし高い評価を受けた泥彩技法と色彩鮮やかな釉薬表現が見事なコントラストを描く意匠が明確に表れています。高さ約5.2cm、口径約6.0cmの手に心地よく収まる小ぶりな一対のフォルムの表面には、マットで素朴な風合いを持つ淡い黄土色の泥彩素地が施されており、そこに深く鮮やかな藍色やコバルトブルーの帯状の流し掛けが縦に走り、凛としたモダンな幾何学模様を構築しています。計算された科学的釉薬理論に基づく発色の美しさと素地の手触りの良さが融合しており、高台裏の無釉素地には作家自身の刻銘「釥」がしっかりと刻まれています。
制作時期につきましては、日展審査員を務め作風が完成された1974年から1980年頃に制作された真作と特定されます。作品本体には割れや欠けがなく、釉薬の発色や質感ともに極めて良好なコンディションを保っています。蓋表に作家直筆で「盃」と墨書され落款が捺された専用の共箱、ならびに栞が付属する完全な状態の一対作品です。
- 作者: 加藤 釥(かとう しょう、1927年-2001年)
- 作者の代表的な活動歴: 1957年 第13回日展初入選、1962年 第5回日展特選受章、1964年 第7回日展特選受章・通産大臣賞受賞、1968年 日展出品作が東京国立近代美術館に買上、1969年・1974年 日展審査員就任、1970年 日展出品作「蒼容」が外務省に買上
- 作品収蔵実績: 東京国立近代美術館、外務省、愛知県陶磁美術館、瀬戸市美術館、瀬戸蔵ミュージアムなど
- 制作年代: 1974年–1980年頃
- 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
- 付属品: 専用共箱、栞 あり
- 材質: 陶器(織部泥彩・刻銘)
- 寸法: 高さ 約 5.2 cm、口径 約 6.0 cm(一対)
- 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。
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