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京都府文化功労章受章 走泥社 創設者 山田 光 作 白釉鉢 アイスボウル 氷鉢 #420

京都府文化功労章受章 走泥社 創設者 山田 光 作 白釉鉢 アイスボウル 氷鉢 #420

通常価格 ¥60,000 JPY
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1948年に八木一夫や鈴木治らとともに前衛陶芸集団「走泥社」を結成し、従来の「用」に縛られた焼き物の概念を覆して日本の前衛陶芸(オブジェ焼)の金字塔を打ち立てた巨匠、山田光による白釉鉢です。山田光は純粋造形としてのオブジェ制作で世界的な評価を確立する一方で、1962年には八木一夫らと「門工房」を設立し、洗練されたモダニズムデザインと職人技が融合した実用クラフト作品の展開を開始しました。付属する共箱の蓋表には作家直筆で「白釉 鉢」と書き付けられており、作品底面には山田光の真作を示す「ひ」の刻印が確認されます。1962年の門工房設立以降、走泥社としての活動が最も深まりを見せた1960年代から1970年代にかけて制作された、造形美と実用性が高次元で調和した秀作と特定されます。

山田光の作陶において最も高く評価されているのは、幾何学的な面構成、開口部や切り込みを駆使した理知的な構造思考、そして滑らかで静謐な白釉の質感表現です。本品の意匠を確認すると、器全体のシルエットは柔らかな丸みを帯びながらも、口縁部には規則的な波状の曲線とともに鋭利で緻密な切れ込み(カットアウト)が施されています。この切り込みは、従来の伝統的な鉢の境界線を解体・再構築する走泥社的な造形美学を明確に物語っています。表面を覆う白釉は、乳白色のしっとりとしたマットな釉調を呈しており、光の当たり方によって極めて繊細な陰影を器体に生み出します。

さらに本器の見どころとなるのが、内底(見込み)の中心に施された浮き彫り状の渦巻き(スパイラル)装飾です。中心から滑らかに旋回する繊細な凹凸は、静かな白釉の質感の中に視覚的なリズムと躍動感を与えています。高台に向かって優美に収束するフォルムと、高さ約9.5cm、幅約17.0cmという存在感のあるスケール感は、単なる美術品としての鑑賞価値にとどまらず、現代の食卓や現代空間において極めて上質なアイスボウル(氷鉢)としての機能を完璧に果たします。

大きめのロック氷を満たし、熟成された琥珀色の古酒、ヴィンテージウイスキー、あるいは冷やした日本酒のボトルを配置することで、氷の煌めきと冷気が見込みの渦巻き装飾に美しく反射し、静寂な白釉の器体と見事な対比を描き出します。東京国立近代美術館や京都国立近代美術館、さらにはパリのポンピドゥー・センター等にも作品が収蔵される日本陶芸史の最重要作家による貴重な真作であり、お茶の道具や氷鉢として、またモダンアートとしての造形美を五感で体感できる最高峰の酒器・工芸品として提案いたします。

  • 作者: 山田 光(やまだ ひかる、1923年-2001年)
  • 作者の代表的な活動歴:[1948年] 八木一夫、鈴木治らと共に前衛陶芸美術集団「走泥社」を結成、[1962年] 生活空間におけるモダンデザインを追求する「門工房」を設立、[1970年代] 日本陶磁協会賞を受賞(のちに金賞も受賞)、[1990年代] 京都美術文化賞を受賞、京都市文化功労者として顕彰される
  • 作品収蔵実績:東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、滋賀県立陶芸の森陶芸館、京都市京セラ美術館、など
  • 製作年代:1960年代〜1970年代(推定)
  • 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品: 専用共箱 あり
  • 材質: 陶器(白釉)
  • 寸法: 高さ 約 9.5 cm、幅 約 17.0 cm
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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