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宮内庁東宮御所御用品制作作家 木村 一郎 作 黒柿釉茶盌 和のロックグラス 古酒用酒器 #464

宮内庁東宮御所御用品制作作家 木村 一郎 作 黒柿釉茶盌 和のロックグラス 古酒用酒器 #464

通常価格 ¥85,000 JPY
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商工省国立陶磁器試験所にて近代的な釉薬化学と焼成理論を修め、人間国宝の濱田庄司らとともに益子焼の近代陶芸史を築いた巨匠、木村一郎による黒柿釉茶盌です。国立陶磁器試験所修了後に益子にて築窯した木村氏は、国展や現代日本陶芸展での特賞受賞をはじめ、宮内省東宮御所御用品の制作を命じられるなど皇室御用達の栄誉を授かり、フランス・マルセイユ美術館主催国際陶芸展への招待出品など国際的にも高く評価されました。東宮御所御用品制作を経て技法と風格が極まった1960年代後半から1970年代前半(昭和40年代)に制作された真作であると推定できます。

本作品の最大の見どころは、益子伝統の柿釉に黒釉を大胆に組み合わせた黒柿釉の流動的な表情と、茶盌外側の底部(高台内)が円錐状に力強く盛り上がった独創的な造形美にあります。器体表面には、試験所で培われた精緻な釉薬コントロールにより、深みのある濃茶の柿釉と光沢のある黒釉が亀裂文様のように重なり合い、絵画的でダイナミックなコントラストを描いています。茶盌を裏返すと、高台の内側が中央に向かって円錐形に鋭く隆起しており(兜巾高台と呼ばれる手法)、非常に珍しく力強い削り出しの造形が施されています。高台の接地面周辺はあえて釉薬をかけず、益子特有の粗く素朴な土肌(露胎)を露出させており、そこには木村氏の証である「木」の丸印が明瞭に刻印されています。

手になじむ重厚な器形を持つ本作品を、当店では現代の上質なライフスタイルに合わせ、大ぶりのロックアイスを浮かべてヴィンテージウイスキーや古酒、熟成日本酒、あるいはスピリッツを愉しむための格調高い「和のロックグラス(和の酒器)」としてご提案いたします。大ぶりの茶盌にロックアイスを沈め、注がれた琥珀色の酒液が黒柿釉の重厚なブラウンと黒の釉調に映える視覚的効果は、特別な晩酌の時間を格段に高めます。グラスを持ち上げるたびに指先に触れる底部の円錐状の隆起や粗い土肌は、使い手だけが密かに味わえる隠れた造形の妙です。益子近代陶芸の金字塔を打ち立てた巨匠の技術と美意識が結実した一品であり、鑑賞と実用の双方で日本の工芸美を堪能できる逸品です。

  • 作者: 木村 一郎(きむら いちろう、1915年 - 1978年)
  • 作者の代表的な活動歴: [1938年] 商工省国立陶磁器試験所第20回生修了、[1945年] 栃木県益子町に築窯、[1949年] 第2回東京工芸展特賞、[1955年] 第4回現代日本陶芸展特賞、[1965年] 宮内省東宮御所御用品制作・フランスマルセイユ美術館主催国際陶芸展招待出品
  • 作品収蔵実績: 東京国立近代美術館、栃木県立美術館、益子陶芸美術館
  • 制作年代: 1960年代後半〜1970年代前半(昭和40年代)
  • 商品状態: 非常に良い(欠けなし、割れなし)
  • 付属品: 専用桐共箱(蓋裏に「黒柿釉 茶盌」自筆墨書・「木村一郎」落款・朱印あり)、栞あり
  • 材質: 陶器(益子土・黒柿釉)
  • 寸法: 高さ 約 8.6 cm、口径 約 13.0 cm
  • 注意: 当店が提供する商品は新品未使用であっても生産時期が大変古いものであり、すべて中古品として掲載しています。商品には経年によるダメージがある場合がありますので、ご理解及びご確認の上で購入をご検討ください。

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